スポーツ障害の治療症例  腸の冷える食生活

前回の治療症例の続きです。

原因もないのに右足首に激痛が走り、熱感と腫れまで出る高校生

 

食生活を訊ねると、朝ご飯はなるべく食べるようにしているが

暑さでと疲れで食欲もなく

昼間はほとんどスポーツドリンクとウィダーインゼリーのようなものだけ

夜は食べたくないのでたまにアイスを食べるくらい

とのこと・・

 

これで就寝時は半袖半ズボンでクーラーを入れて寝ている

 

 

考えただけでゾッとするような冷やしっぷり(+_+)

若いとはいえ、これでは身体がおかしくなります。

まず、水物が多過ぎますよね。

水分のほとんどは胃ではなく大腸で吸収されます。

そのため、大腸の負担はただでさえ大きいのに

冷たいもので直接胃や腸の内壁を冷やしてしまっていますね。

 

こうなると前にも書いた通り、下痢気味になったりゆるい便が出やすくなります。

聞いてみると、この高校生にも同様の症状が表れていました。

 

そこで、まず一番痛みが出る屈伸動作をしてもらいました。

「痛てぇ~」を連呼しながら

その後、ベッドに寝てもらいお腹とふくらはぎを温めた後

ペインシフト的回盲部のポイントを刺激。

 

かなり痛い場所なので

「うぉぉ~」という叫び声でのけぞってましたが

立って屈伸してもらうと

「お~、あんまり痛くない」

 

最初の痛みを10とすると今いくつくらいまで減ってる?と聞くと

 

「だいぶ痛くないです。2とか3くらいまで減ってます。

 

その後、手のペインシフト点を刺激して完全に痛みは消失。

足の形状や使いグセを指摘し、

今の状態が持続できるよう

自宅で行ってもらう筋トレとストレッチと

食生活の改善と冷え対策を指導し

痛みが再発したら来院するよう言って治療終了。

 

 

足首だけにすべての原因があるとすればお腹の一部を一か所押したくらいで

あれだけ強い痛みが7~8割も消えることはありえないですよね。

しかも今回の治療では足首は検査以外、ほとんど触っていません。

お腹とふくらはぎと太ももの一部を刺激しただけです。

 

足首に限らず、腰や肩膝の痛みでも

今回のように回盲部の治療点を刺激するだけで痛みが半分以上

消えるケースは珍しくありません。

それはつまり腸の冷えがその痛みに半分以上影響しているということなのです。

 

皆さんもこの時期、水物、冷たい物を摂りたがることが多いと思います。

また、熱中症対策も大事なのでもちろん水分塩分はしっかり補給すべきですが

身体の外も中も必要以上に冷やさないことを心がけてください!

 

 

 

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