自律神経とは

自律神経とは

こんな経験ありませんか?

  • 苦手な人のことを思い出すだけで息がつまったり胸が苦しくなる。
  • 緊張したり不安を感じると心臓がドキドキする。
  • 身体に何かがぶつかったり直接的な刺激が加わったわけでもないのに身体は反応を起こしてしまう。
  • とにかく元気が出ない

不思議ですよね。

実はこれらは、すべて自律神経の影響によるものなのです。自律神経とは私たちが意識しなくても生命を維持するために体の各器官が機能するように管理してくれる、人が生きていく上でとても大事な仕事をしている神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経というものがあります。

交感神経(活動するための神経)

労働・闘争・運動・危機感に働き、主に脳や体を動かすのに適した状態になるようにします。

副交感神経(休むための神経)

内臓を動かす・睡眠・リラックス・安心・休息に働き、主に体の修復・回復のために適した状態にします。

この2つの神経は正反対の働きをしており、2つの自律神経が同時に働くことはなく、どちらかが働きだすと、どちらかは低下していきます。

通常、人間の体はいつ不測の事態が起こっても危険から回避できるように交感神経が働きやすいようになっています。

しかし交感神経があまり働き過ぎると、睡眠・安心・修復・回復のための副交感神経の働きが低下してしまい、眠れなくなったり、疲れが残ったり、不安感が強くなったり、内臓の働きにも影響してきます。

健康的な状態の人は日中は交感神経が働き、夜間は副交感神経が働くようになっています。

しかし、自律神経はデリケートなのでストレスを感じるとこの2つの神経の切り替えがうまくいかなくなることがあり、交感神経ばかり働くようになり、副交感神経があまり働かなくなってしまいます。

自律神経のバランスを崩してしまう原因

  • 不良姿勢
  • 不規則な生活
  • 睡眠不足
  • パソコン
  • ストレス

ストレスについて

ストレスと聞くと精神的なストレスばかり思い浮かべてしまいがちですが、ストレスは大きく分けると精神的ストレス・化学的ストレス・構造的ストレス・温度湿度によるストレスの4つに分類されます。

簡単に説明させていただきます

精神的ストレス

誰もが感じたことがあると思います。主に「嫌だな」と思うことです。

化学的ストレス

排気ガスやシンナー・薬の副作用・食品添加物・コーヒーなどに含まれるカフェインなど

温度湿度によるストレス

暑い、寒い、冷たい、蒸しているなど温度湿度もストレスになります。

構造的異常によるストレス

ケガなどによる痛み・筋肉の緊張・背骨や骨盤など骨格の歪みもストレスになります。

自律神経失調症

交感神経と副交感神経のバランスが崩れると身体に色々な症状が現れてきます。

倦怠感・胃腸障害・めまい・ほてり・血行不良・不眠・起床困難・眠りが浅い・疲労感・脱力感・立ちくらみ・発汗・震え・耳鳴り・ドライアイ・嚥下困難・頭痛・動悸等があり、このような身体的症状やからだの不調の自覚があるにもかかわらず、検査をしても器質的に異常の見られない状態を自律神経失調症と言います。

自分で出来ること

自律神経失調症の方のほとんどが交感神経が働き過ぎて副交感神経の働きが低下しています。副交感神経の働きを高めてあげることで正しい身体の状態にすることが出来ます。

まず一番大事なことは身体を休めてあげるということです。

身体を休めるのに最も良いのは睡眠です。出来るだけたくさん寝てください。なかなか寝付けない方は睡眠の1~2時間前はテレビやパソコンを見ないようにしましょう。アロマセラピーやゆったりした音楽を聴いてリラックスする為の時間を作るのも良いと思います。

また、身体が冷えると交感神経が働いてしまうので手足を温めたり、ゆっくり入浴することも大事です。若い方等はシャワーだけで済ませてしまいがちですが、出来るだけお風呂に浸かることをおすすめします。

日中は深呼吸する時間を作ってください。呼吸は自律神経支配の中で唯一、自分の意思で出来ることです。

息を吐く時は副交感神経が働くので、腹式呼吸でゆっくりと吸気の2~3倍の時間をかけて息を吐くようにしましょう。