睡眠障害と整体
☑️布団に入ってからなかなか寝つけない
☑️つい考えてしまう気になっていることがある
☑️極端に疲れている
☑️体温が低い
☑️イライラすることが多い
☑️極度の怖がり
☑️手足が冷たい
☑️嫌な夢をよく見る
☑️寝る時に首が落ち着かない
☑️あまり運動しない
☑️あまり外出しない
☑️パソコン、スマホを見ている時間が長い
☑️コーヒーやカフェインを多くとっている
☑️寝酒をしている(または深夜までお酒を飲む)
いくつ当てはまりましたか?
2つ以上当てはまるとしたら要注意ですので対策を始めましょう!
睡眠障害
睡眠障害の中でも多い不眠症には4つのタイプがあります。
1:入眠困難・・・布団にはいってからなかなか寝つけない。
2:熟眠困難・・・朝起きても身体が回復していない。浅い睡眠が続いている
3:中途覚醒・・・眠っても途中で何度か目が覚めてしまい睡眠を持続できない
4:早朝覚醒・・・まだ起床時間ではないのに目が覚めてしまう。
これらが1週間に3~4日以上続き3週間以上そのような状態が続いている場合は不眠症かもしれません。
不眠症以外の睡眠障害
・睡眠時に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群
・日中の活動すべき時間帯に眠ってしまうナルコレプシー
・起床と睡眠のリズムが整わないために通常の生活リズムが送れない起立性調節障害
・その他夢遊病・夜尿症なども睡眠障害として考えられます。
起立性調節障害の施術について詳しくはコチラをご覧ください
睡眠に関するトラブルの原因として関係してくるのは主に自律神経、脳内ホルモン、深部体温、低血糖です。
原因1 自律神経のバランスが乱れている
睡眠障害の多くは自律神経が正しく機能していないために起こっています。
自律神経は活動するための交感神経と休息のための副交感神経があります。
通常、日中お仕事や学校など活動時には交感神経が働き、夜になると副交感神経が働き身体は眠るのに適した状態になっていきます。ところがストレスなどで自律神経が乱れると、このリズムが乱れてしまい、夜になっても活動のための交感神経の働きが下がらず、睡眠のための副交感神経が働いてくれなくなってしまうため布団に入っても眠れない、あるいは何度も覚醒したり、浅い眠りとなってしまうのです。
自律神経は交感神経と副交感神経のどちらかが優位になると、どちらかはお休みするようになっています。日頃からストレスが多い人は身体がまず交感神経優位な状態になります。すると陽が落ちても交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかず、睡眠に必要な副交感神経が働きにくい状態になってしまうので、なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、悪夢を見るといったことが起こるのです。
原因2 脳内ホルモン分泌の不足
セロトニンは正しくは脳内神経伝達物質ですが、ここでは分かりやすくするために「脳内ホルモン」としてお話させていただきますね。脳内セロトニンにはストレスを和らげ、自律神経の働きを整える作用があります。
このセロトニンが不足することで、脳内では興奮系のノルアドレナリンとかドーパミンが増えていきます。これらが暴走しないようにコントロールしているのがセロトニンなのですが、セロトニン神経はストレスに弱いのでストレス状況下に身を置いていると、どんどんセロトニン不足が加速していくのです。うつや自律神経の不調で医療機関を受診すると出されるお薬のほとんどがこのセロトニンの濃度を増やすためのお薬であることからも、いかにセロトニンが重要かがお分かりいただけるかと思います。
自律神経が正しく機能するためには脳内セロトニンがしっかりと分泌される必要があるのです!
そしてこのセロトニンは、脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンの材料になっています。メラトニンには多くの作用がありますが、その中の一つに概日リズムを整えるという働きがあります。
1日24時間の地球の自転サイクルと、体内時計のズレを調整することで、朝起きて夜眠くなるというサイクルを作っているのです。一般的には朝、太陽の光が網膜に届いてから、14時間後にはメラトニンが分泌され、身体が睡眠に傾いていくと言われています。セロトニンとメラトニンの両方がしっかりと分泌されることで朝起きて活動し、夜に眠るということが可能になるのです。
原因3 深部体温が下がらない
良質な睡眠には入眠前に深部体温が下がることが必要です。これは眠くてぐずっている赤ちゃんの手が温かいことでお分かりいただけるかと思います。
眠くなった赤ちゃんの手足は体内の熱を末端から放出するために温度が上昇しているのです。人の身体は寝ている間にたくさん休めるので、脳も内臓も温度が下がっていく必要があるのですが、元々手足が冷たい人は末端からの放熱がうまくいかないために、深部体温が下がりづらくなってしまいます。
深部体温を下げるのにはメラトニンの作用も関与していますが、生活習慣によっても阻害されてしまうことがあります。夜遅くにご飯やお菓子を食べてしまうと胃腸が働かなければならないので、温度は下がりません。お酒も同じくアルコールの解毒のために肝臓の温度が下がらなくなってしまいます。考え事をしていたり、寝る前にスポーツ観戦など興奮するようなことをすると脳の中の温度は上昇するので、これまた睡眠から離れていくことになってしまいます。このように深部体温を下げるためには生活習慣に見直しが重要になってきます!元気な人なら多少は許容しても、エネルギーの下がっている人はすぐに不調につながってしまいます。
原因4 低血糖
ストレスが多くなってくると抗ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されます。コルチゾールには身体がストレスに抗うための状態にする以外にも、血糖値をコントロールする働きがあります。ストレスが長期化するとコルチゾールが出っ放しになってしまうため、だんだんと枯れてきてしまいます。そうなるとコルチゾールが不足して血糖値をコントロールできなくなり、低血糖状態になってしまうのです。夜間低血糖になるとアドレナリンが出てしまうため、交感神経が働いて浅い睡眠になったり、中途覚醒が起きてしまうのです。こちらに対しては整体だけでなく日常生活の中でできる効果的な対策があるので幅広い視点で睡眠障害の要因を排除していきましょう!
根本対策としてのストレスの見直し
自律神経のリズムが乱れる原因はストレスです。
ストレスとは本来は何らかの刺激が加わった時に身体が起こす反応のことを言います。しかし現代ではストレス要因そのものをストレスとして認識されていることが多いので、ここでは幅広い意味で捉えていただければと思います。
5つのストレス
精神的ストレス・・・精神的に嫌だなと思うこと
構造的ストレス・・・不良姿勢 身体の歪み 内臓圧迫 頭蓋骨の固着 筋肉の緊張・弛緩
化学的ストレス・・・化学物質によるもの(PM2.5 、排気ガス、アルコール、農薬、小麦など)
環境的ストレス・・・気温湿度 におい 騒音 光 電磁波
生物的ストレス・・・病原性生物 細菌 寄生虫 カビ バクテリア ウィルスなど
これらは総合的に捉える必要があります。仕事が大好きで寝る間も惜しんで仕事をしている人にとっては、精神的ストレスが少なくても、パソコンなど人工光の浴びている量が多いことで環境的ストレスが引き金となって睡眠障害になることがあります。食生活や運動の習慣など日常生活の中にも改善すべきところがあることも知っておいてください。食生活は腸内環境にも影響してきます。腸内の細菌バランスが脳の機能低下に直結していることが様々な研究からもわかっています。
ストレスと自律神経について詳しくはコチラから
睡眠障害に対する整体
・整体による構造的ストレスへのアプローチ
中枢神経である脳が収まっている頭蓋骨、副交感神経の迷走神経が通る頚椎、交感神経が通っている上部胸椎、呼吸運動に関与する肋骨の固着(固まって動かなくなっているところ)を解除し、脳や自律神経の機能低下を引き起こす要因を排除することで体が持つ本来の機能を回復させていきます。
・セロトニン活性
当院では薬を使わずに脳内セロトニンを活性化させる施術を行なっています!
セロトニン活性療法はセロトニン活性療法協会会長の滝本裕之先生が、セロトニン研究の第一人者である有田秀穂先生が主催するセロトニン道場で日本に一台しかない脳波測定器によってセロトニンが分泌される脳波の状態に誘導するためにどの部位をどのように刺激したら良いかを研究し続けた結果、考案された整体法で睡眠ホルモン、メラトニンの材料であるセロトニン神経を活性化させることができる科学的根拠に基づいた施術です!
セロトニンは睡眠のトラブルに限らず、様々mな自律神経のトラブルに大きな影響を与えています。まだまだその効果と可能性は幅広く今後も期待されています!
セロトニンはセルフケアや整体によって増やすことが出来ます!
・内臓調整
内臓は病気かどうか?という視点で見られてしまいがちですが、機能低下ということが起こっています。その要因の一つとして、内臓の位置が正しい位置から変位してしまうことが考えられます!
当院では内臓に対しての施術も行なうことで体全体の機能回復を高めていきます。
・太陽光を浴びデジタルデバイスを避ける
朝起きて陽の光を浴びた際に、目の網膜に光の刺激が届くとセロトニンが作られます。そこから14~16時間後にセロトニンからメラトニンが合成されます。つまり睡眠障害の対策として陽の光を浴びることはとても重要なのです!メラトニンはこのサイクルで体内時計のリズムを刻んでいます。地球の自転が1日24時間なのに対して、人の体内時計は1日が24時間の人もいれば23時間または25時間と1時間程度のズレが生じることがあります。こうした地球と体内の時間のズレを戻しているのがメラトニンです。メラトニンが作られるためには闇が重要になってきます。光の刺激が多いままだとメラトニンはうまく作れなくなってしまうのです。特に最近はスマホやゲームの光を浴びすぎることによってこの体内時計のリズムが狂ってしまう人が急増しており、そうした生活習慣が睡眠のトラブルの原因にもなっています。特に自律神経が未発達な子供や思春期のお子さんたちはデジタルデバイスの使いすぎで昼夜逆転になって学校に行けなくなっているケースが非常に増えています!
睡眠障害は知識と情報だけでも変えられるところがたくさんあります!先ずは一度ご来院いただいて、ご自身の体で起きていること、そして必要な取り組みを知ってください!
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