からだ支援の発達整体プログラムはマッサージやタッチングによるリラックス効果ではありません。リラックスはもちろん大事なのですが、筋肉の土台となる骨格の歪みがあったら骨にくっつく筋肉は深いリラックスが出来ません。一歩進んだ効果を望むのであれば骨格の歪みは無視できないのです。
からだ支援の整体プログラムでは発達障害や発達の凸凹でお困りのお子さんに多くみられる特有の歪みを戻すことで身体が発達しやすい環境を整えていきます!
発達整体が効果的な3つの理由
1・脳脊髄液循環をアップさせる
私たちの脳はお豆腐のパックのまわりに水が入って崩れるのを防ぐのと同じように脳脊髄液という液体によって守られています。脳脊髄液の役割に関してはまだ解明されていないところもありますが、脳の保護だけでなく、脳から出る老廃物の運搬や栄養物質の輸送といった役割があると言われています。私たちの頭蓋骨は1つの骨ではなく23個の骨がそれぞれわずかに動いていて、脳脊髄液の生産と循環のポンプになっていますが、発達障害や虚弱体質のお子さんは頭蓋骨が硬く、動きがあまり感じられません。頭蓋骨が正常に動かないと脳脊髄液は生産量が少なくなったり、循環が悪くなったしして頭蓋骨内の内圧にも影響を与えます。この内圧の変化は脳にとってとてもストレスとなるのです。特に脳の神経細胞が活発な幼少期に脳にストレスがかかっているというのは発達に大きな影響を与えてしまいます。発達整体では頭蓋骨の動きを取り戻し脳が発達に適した環境にいられる状態にしていきます。
2・構造的ストレスの軽減
ストレスは精神的なものだけではありません。構造的ストレスといって身体の歪みは大きなストレスになるのです。1脚だけ傷防止ゴムが外れているイスに座るとイスが傾いてしまいますが、その状態で座っているとストレスを感じますよね。同様に身体の歪みがあると脳はストレスを感じるのです。また骨格の歪みがひどくなってくると、私たちはそれを痛みとして感じますが、発達障害のあるお子さんは歪みからくる不具合を多動や不眠などで表していることがあります。尾てい骨の歪みが戻ったら授業中座っていられるようになったお子さんもいるのです。発達障害のお子さんの身体には共通点が多く、特に歪みが生じやすい部位があるのです。
3・原始反射の統合
人は胎児から赤ちゃん、赤ちゃんから幼児、児童へと成長していきますが、こうした成長・発達の土台には原始反射があります。私たち人間の赤ちゃんは誰にも教わらなくてもおっぱいが飲めるように反射による動きで生き残る術を持っているのです。また寝返りやハイハイなどの動きの土台も原始反射による動きが大きく関係しています。通常、赤ちゃんから2歳くらいまでの発達に必要な原始反射はその後統合されて出現しなくなるのですが、発達障害の有無に限らず、行動や生き方、考え方にお困り感のある人は原始反射が残存したままの人が多く、何かストレスになる出来事が起こった時に言動が反射的になってしまうのです。簡単に言えばボールが飛んできたら反射的に避けるのと同じように、人ごみに入ったら反射的に大声をあげてしまうのです。
反射には思考の余地がないのでいくら意識的に気をつけようと思っても、コントロールが難しいのです。この原始反射の統合も身体が歪んでいるとロスが多くなってしまいます。特に反射で起こる動きには筋肉が作用していますが、筋肉は骨から骨につくため、骨の位置が歪んでいると動きが過敏になったり、反対に鈍感になったりもします。整体で骨格の歪みを整えることは原始反射の統合に相乗効果を表します!