自己重要感とは良い所もそうでない所も受け入れ、自分で自分のことを認めることが出来るということです。何かストレスがかかる出来事が起きた時に、自己重要感が高いほうが立ち直るのに有利です。また、新しいことに挑戦する時にも「失敗したらどうしよう・・・」が強すぎると一歩踏み出すことが難しくなります。自己重要感が高いと「失敗しても大丈夫!」「次の経験に活かそう!」という思考になりやすいのです。この自己重要感は幼少期からの体験が大きく関係しているといわれていますが、発達障害や発達の凸凹があるお子さんはこの自己重要感が高くない、あるいは低いといったことが珍しくありません。
自己重要感を下げてしまう2つの理由
1・自分の身体を思い通りにコントロールできない
発達障害は身体が必要な段階を飛び越えて発達し、身体の使い方をコントロールできないためにお困り感が出ているところが大きいのです。身体の歪みや緊張、原始反射の残存が不必要な動きを作り、多動や粗雑な運動(一見乱暴に見える行動)をとらせてしまうのです。これは手足の動きだけでなく、目の動きや横隔膜や喉の動きにも同じことがいえ、その不具合が学習の壁になってしまいます。身体の骨格に歪みや詰まりがあるとその周辺の筋肉は持続的な筋肉の緊張を作ります。その緊張は長期化すると自分の意思とは無関係に緊張するようになってしまいます。
こうした筋の緊張は自分の意思で自由に動かせるハズの筋肉までコントロールが難しい状態にしてしまうのです。原始反射の残存も同様に自分の意思とは無関係に筋肉を収縮させてしまうため力加減が調整できなかったり衝動的な動きの原因にもなっています。
2・意思とは関係ない動きを否定され続ける
発達障害のお子さんは幼少期より周りの子との違いを指摘されてきています。同年代のお友達や兄弟の誰かと比較されたり、自分自身も誰かと比べてしまい親子で落ち込んでしまうケースが少なくありません。身体の歪みや原始反射が残存していると運動が上手に出来なかったり、クレヨンやお箸も器用に使えません。こうした背景には脳の機能の問題もありますが、骨格にある問題がそれを強めてしまっていることが多いのです。「指に力を入れて持つんだよ」と教えても、そもそも指の関節が硬かったり、関節の軸がズレていれば力は十分に伝達出来ないのです。意識してコントロールが出来るのならトレーニングも有効ですが、意識ではどうにもならないところを注意されたり、否定されてしまうと、お子さんは自分の身体を否定的に思うようになってしまいます。声が大きかったり、動作が大きく力加減ができないために乱暴と言われたりするお子さんにも同様のことが起きています。
こうした体験は自己重要感の低下に繋がってしまいます。もし今あなたが周りのお子さんと自分のお子さんを比較することがあるなら、それは直ちにやめた方がいいでしょう!不安を感じるとつい比べてしまう気持ちもわかりますが、保護者の不安は保護者の問題なのです。お子さんには出来るだけ不必要な問題の種を与えないようにしたほうが結果的に親子で生きやすくなっていきます!
からだ支援の発達整体プログラムで得られる4つのメリット
1:身体が楽になると情緒的に安定する
身体のどこかに不具合があるとそれは感情や思考にまで影響してきます。骨格の歪みがなくなると深いリラックスが起こり、情緒的にも穏やかになっていきます。
2:身体が発達に適した環境になる
脳脊髄液の循環アップ、歪みを元に戻すことによって脳のストレスが減り発達しやすい環境になります!
3:全ての取り組みが効果的になる
身体に不調がなくなると集中力が上がり、ST・PT・OTはじめ療育や学習など、今お子さんが行っている取り組みの効果が上がります!
4:保護者のサポートがある
お子さんが生きやすくなるためには保護者、特にお母さんが楽になる必要があります。からだ支援ではお母さん(保護者の方)を対象にした個別ケアがあります。思考レベルでのスキルトレーニングではなく感情レベルで向き合い方そのものが変わっていきます!
5:自宅で出来る整体プログラムを学べる
整体は施術回数が多い方が効果が早く上がります。そのため、からだ支援の発達整体プログラムではご自宅で保護者の方が出来る簡単で効果的な整体法をお伝えしています。