前回、男ってズルいって怒っていたママさん達の話を書きました。
その中でママBサンが言っていた言葉
「○○しても絶対やってないとか言うしさ
認めようとしないんだよ」
だから“男はズルい”ってことになってしまったらしいんですが(^_^;)
○○(親にとってはわるいこと)やったのにやってない
という時は
1・本当に叱られるようなことをした
2・叱られることをしたという親の思い込み
3・互いの論点がずれてる
○○ は親にとって叱りたくなる事なのでしょう。
例えば、ママBさんの息子さんをDくんとします。
Dくんには弟がいて公園で遊んでいる時に弟くんが泣きだしたとします。
親はDくんに向かって
なんで泣かすんだ!
と叱ります。
でも、お子さんは泣かしたつもりは無かったりするんです。
例えば弟くんがワガママを言って困らせていたから
いい加減うんざりして弟くんから離れたとします。
相手にされなくなった弟くんが泣きだしたとすると
Dくんからすれば当然
泣かしてないよ
と返しますよね。
それを聞いたBさんは
泣かしたくせにやってないとか言う
ってなります。
そもそも、「どうして泣いているの?」とは聞きません。
最初から「なんで泣かすんだ!」と泣かしたこと前提で叱っています。
勘違いかもしれないとは思わないんですね(^_^;)
また、別の例ですが
自分の遊び道具などを貸さなくて
弟が泣いたとします。
これもDくんにとっては泣かしていない、
勝手に泣いたということになります。
そんなの屁理屈じゃん
て思われる方もいるかもしれませんが
けっこう重要な事なんです。
Dくんにとっては正当性があるので
叱られる理由が理解できないのです。
お兄ちゃんなんだから当たり前というのは
親の勝手な都合なんですね。
そして
下の子が泣かせたことに怒る親と
泣かせる言動はしていないお兄ちゃんの間には
やったやってないのズレが生じていきます。
こういったケースが続くと、
親は感情を混ぜてしまうので
やっぱりあの子は・・(イライラ)
なんであの子は・・(イライラ)
となって、男はずるいという
先入観をもってしまうんです。
だから次に弟が泣いていても
どうせお兄ちゃんがが悪いと真っ先に疑います。
もう反射です(^_^;)
そういう環境の中で育つお兄ちゃんは
自分が悪くないのに叱られる(親から見た価値観は抜きにして)
と思いこれが続くと
あらゆることに責めらている感覚をもち、
つい自分を正当化しようと言い訳ばかりするようになったりします。
大人になってもず~っと言い訳ばかりする人間になってしまうと
成長の望めないタイプの大人になってしまいます。
また、年齢がもっと小さいうちに一方的に叱られるような事が多いと
この世界(家庭)では僕はあんまり主張してはいけないんだ
とか
目立たつことはしない方がいい
といったような生きグセを持つようになり、
結果的に消極的な子になるかもしれません。
ちなみにあの公園にいたママさん親子がそうだというわけではありません。
ただ、あの大声で叱られている光景を見て
昔、私が子供の頃にやってたハムのCMの
わんぱくでもいい
たくましく育ってくれたら
というフレーズを思い出しました(笑)
ちなみに
ちゃんと客観的に見なきゃいけないのはわかっているんだけど
つい叱りたくなるのよねぇ
というのは母親(父親)自身に何か抑圧された感情があるのかもしれません。
ご自身の別のイライラが我が子に向かっていませんか?
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