ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴にはいくつかの傾向があります。今回はADHDの傾向についてお話してみたいと思います。
・不注意・・・ 一定時間1つのことに集中するのが苦手。持ち物や時間の管理が苦手で落し物、忘れ物、遅刻、約束を忘れることが多い。
・多動・・・ 短時間でもじっとしているのが苦手。貧乏ゆすりや意思とは無関係に身体が動いてしまったり、相手の話を聞かず、一方的に話し続けてしまう。身体の多動と口の多動がみられる。
・衝動性・・・ 欲求に対して我慢することが難しく、思考が働く前に、衝動的に動いてしまう。感情表現も抑えることはせず、ストレートに表す。
一口にADHDと言っても、このようにいくつかの傾向があり、不注意が強く出るタイプ、多動や衝動が強く出るタイプ、両方が同じくらいの割合で出るタイプに分かれます。
このタイプをうまいことキャラクターで例えた方がいました。それがなにかと言いますと・・・「ドラえもん」なんです。
不注意優位型の代表が「のび太」で、多動・衝動優位型の代表が「ジャイアン」という風にイメージいていただくと非常にわかりやすいのではないかと思います。
この2人は一見、正反対のように見えますが、ADHD傾向で言うと、共通点が沢山あるのです。意外でしたが、こうやってみるとなかなか的を得ているな・・と思いました。