学生時代に「天然キャラ」とか「不思議ちゃん」なんて呼ばれてる方、身近に一人くらいはいませんでしたか?そんな方との会話のキャッチボールは、いまいちスムーズではなかったり、何を考えてるのか、外からは良く分からないけど、実は特定の教科の成績が飛びぬけて優秀であったり、ものすごい一芸や特技を持ってたりすることも多いんですよね。一言でいうと、「空気が読めない人」となってしまうのですが、そんな方は、もしかしたら発達障害・・・ASD(自閉症スペクトラム障害)の傾向が強いのではないかと思います。
学生時代などはさほど利害関係がないので、周囲から天然ぶりが面白いと好意的に受け取られたり、ちょっと合わないと思えば、少し距離をとれば済んでしまうので、問題が表面化しづらいのですが、社会に出るとそうはいきません。空気を読まないといけない場面も多いですし、複数の事を同時に処理するのが極端に苦手だったりしますから、業務に支障をきたしたり、職場の中で浮いた存在になることもあります。生まれつき苦手なことに向き合わないといけないので、心を病んでしまう方も出てきてしまいます。
このように書くと絶望的に感じてしまいますが、そういった特性があっても、予め自身で理解していれば、防げることもありますし、自分の特性にあった仕事を見つければ、ストレスを減らすことが出来ます。それにASD傾向の方は天才的な側面もありますから、悪いことばかりではないんです。驚くような革新的な発明をしたり、誰も解明出来なかった研究を成功させたりというような、偉大な実績を挙げるタイプの人でもあります。実際、歴史に名を刻んだ偉人の中にも、ASDだったのでは?と言われている人も多いですよね。有名なところでは織田信長もそう言われています。大物になれるかもしれませんね^^