気圧の変化と体液循環

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。

連日で「気圧の変化と体調不良について」お伝えしています。

まずはおさらいで、気圧の変化が体に与える影響は主に次の3つが挙げられます。

・関節内圧

・体液循環

・自律神経

今回はこの中の「体液循環」についてお伝えします。

体液循環

人の体は70%が水分で、血液はもちろんリンパ液や細胞の内外と色々なところで水分の流れが起きています。その流れは血管やリンパ管のホースの圧力の影響を受けやすいのです。これも関節と同じで高気圧の時には押しつぶされないように血管やリンパ管のホースがその張力を変えることである程度、一定に流れるように調節しています。

水まき用のゴムホースの硬さをイメージしてみてください。あれはあのくらいの硬さがあるから中の水は勢いよく流れて行きますが、もしコンビニのビニールくらいの張力だったら勢いよくは流れず、ちょろちょろと流れて行きますよね。

あそこまでとは行きませんが、低気圧になるとはじめは押し返す力の方が強くなるため、血管やリンパ管は膨張します。太い動脈や静脈はもともと硬くできているので極端に流れが落ちたりはしませんが、特に毛細血管や毛細リンパ管では膨張の影響が出やすいため、いわゆる血流が悪い、リンパの流れが悪いと言った状態になってきます。

細胞内外の水分調節はイオンの行き来によって行われているので、直接的ではありませんが、その結果生じた老廃物を運搬するのは血液やリンパ液ですので、関節的に影響を受けてしまいます。

体液循環で特に重要なのが脳の周りを覆うように流れている脳脊髄液です。頭蓋骨は自覚できないレベルで開いたり閉じたり動いているのですが、この動きが悪いと脳脊髄液の循環も悪くなってしまうため、慢性的に内圧が脳にとって最適ではない状態になっています。そういう人は気圧の変化の影響をモロに受けるため、強い頭痛や様々な自律神経症状に悩まされやすいのです。

対策については後日お伝えします。

次回は気圧の変化と自律神経についてお伝えします。

本日も最後までお読み下さりありがとうございました!

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