こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。
連日で「気圧の変化と体調不良について」をテーマにお話してきました。
おさらいですが、気圧の変化が体に与える影響は主に次の3つが挙げられます。
・関節内圧
・体液循環
・自律神経
今回はこの中の「自律神経」についてお伝えします。
・自律神経
お天気が崩れてくると、めまいや耳鳴り、頭痛、倦怠感、便秘や生理痛、不眠または寝ても寝ても眠いと言った症状に悩まされる人がいます。
これらは自律神経のトラブルからきています。気圧を感じ取るセンサーとして耳が影響していて、耳のセンサーが過敏な人ほど自律神経が乱れやすいことがわかっています。
日常生活で気圧の変化を一番感じられるのはトンネルです。電車でトンネルに入ると一気に気圧が変わるので鼓膜の内側と外側でバランスを保っていたのが、急激に崩れてしまいます。
耳の中と外の空気圧は鼓膜と耳管によってコントロールされていて、鼓膜の張力は人間的な副交感神経(コミュニケーションに関わる神経)と関わりの深い三叉神経という神経が支配しています。また三叉神経は耳管といって、耳と上咽頭(鼻の奥)をつなぐトンネルの開閉にも関与しています。
三叉神経はストレスが多くなると影響を受けやすい神経なので、健康な人はトンネル入って耳が変だと感じてもすぐに戻りますが、ストレスが多い人、エネルギーの低下している人はちょっとした気圧の変化でもトンネルに入った時と同じような感覚が起こりやすくなっています。
また、耳の一番奥を内耳と言いますが、内耳には頭の回転運動を感じ取る三半規管や、頭がどちらに傾いているのか、体がどの方向に移動しているのかを感じ取る耳石器があり、これらもリンパ液が流れています。また、音を伝える蝸牛というカタツムリのような形をした器官もリンパ液で満たされています。
このように耳の中は空気圧の変化も液体の変化も影響しやすい場所なのです。
特に内耳の感覚が人よりも過敏な人ほど気圧の変化で不調を起こしやすいことがわかっていて、天気や気圧の変化で不調になるお天気病に悩まされる人は日本で1000万人くらいいると言われています。
次回は対策についてお伝えします。
本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました!