生姜の力
400種の天然の化学成分が確認されているショウガには「薬いらず」と言えるほど、嬉しい効果がたくさんあります。
寒さも厳しい上に、オミクOンだのなんだのと騒がしい今の時期にこそ、積極的に摂り入れて、健康力をUPさせましょう!!
☑︎体温が低い
☑︎胃腸が弱い
☑︎気持ち悪くなることが多い
☑︎つわりがひどい(妊婦さん)
☑︎手足が冷たい
☑︎頭痛もち
☑︎ガスが溜まりやすい
☑︎炎症体質
☑︎抵抗力が低い
2つ以上当てはまる方は意識して積極的に生姜を食べるようにしてみましょう!
・生姜に含まれる成分
生姜にはジンゲロール・ショウガオール・ジンジャジオールと呼ばれる3つフェノールが含まれています。中でもショウガの辛味の元になっているジンゲロールには、末梢の血流を促進する効果があり、手足が冷えやすい人にはお勧めです。一方で、加熱すると増えるショウガオールには体を深部から温める効果があります。
ジンゲロールには、その他にも炎症時に体内で出される炎症性化学物質の形成を抑える抗炎症作用もあることがわかっていて、リウマチや慢性頭痛など様々な症状の抑制にその効果が期待されています。
また、生姜にはその他にもビタミンCやナイアシンなどのビタミンB群、鉄やカルシウム、リンなどのミネラル類も含まれていて、栄養素に富んだ素晴らしい食材なのです。
・胃腸の機能を高める生姜
生姜は昔から船乗りが「酔い止め」に利用していたと言われる
ほど、吐き気止めの作用があります。妊婦さんのつわりにも有
効で産婦人科の先生も推奨しています。(摂り過ぎは注意)
また、頭痛による吐き気にも効果があり、500〜600mgのショウガの粉を偏頭痛が始まってから4時間おきに3〜4日間にわたって投与したところ、偏頭痛の発作が緩和されたと報告されています。
さらに、生姜の根に含まれるジンゲロールには消化したものを胃から小腸に送り込むのを促進する作用があり、胃もたれや消化力の低下、食欲不振を回復させる効果が期待できます。
僕も昔から食べ過ぎたり、変なものを食べて胃の調子を崩した時には必ず生姜を摂るようにしています。
・抵抗力UP
生姜には、歯肉炎や歯周炎など歯茎の炎症の原因となる口内細菌に対処する効果があることも、近年の研究でわかってきました。
さらに腸内では、病原性大腸菌やブドウ球菌、サルモネラ菌など多くの異なるタイプの細菌の成長を抑制する殺菌作用もあり、腸内フローラを健康的な状態に保つ効果があります。お寿司屋さんのガリや、お刺身の薬味などで生姜が使われるのはこうした殺菌力があるからですね。
また、腸内フローラのバランスは免疫細胞にも大きく影響を与えるため、生姜の持つ体温上昇作用との相乗効果によって、身体が持つ抵抗力を底上げしてくれるのです!生姜は加熱乾燥するとより強い殺菌作用のある辛味成分「ジンゲロン」にも変化し、風邪のひき始めに有効といわれています!
長くなりましたので次回に続きます。次回はまだまだある生姜の効果や、生姜の上手な摂り方についてお話しします。お楽しみに!!
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