こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。
今回は断薬についてお伝えします。
自律神経の不調からくるパニック発作、睡眠障害、不安感、抑うつ、倦怠感など、様々な症状に対して心療内科などでお処方された薬を服薬しているけど、できればお薬に頼らない身体になりたいという思いで整体や針治療など薬以外の取り組みを検討、またはすでに実行されている方がいます。
当院でもそういったお考えでご来院される方は珍しくないのですが、断薬を検討される際にはまず主治医の先生とご相談の上で、少しずつ薬の量を調整しながらおこなうことをお勧めします。
理由として、脳の中は化学物質のやりとりで神経の伝達が行われています。お薬はその化学物質のやりとりに直接影響を与えているので、自己判断で突然断薬をやってしまうと、離脱症状や感情面でも思っている以上に様々な不具合が生じることがあるからです!
ですので断薬をお考えの方は自己判断で行わずに、必ず医師や専門家の指示のもとに行うようにしましょう。
その上で、病院ではあまり言われない注意点をお伝えします。
断薬を進めていくには大前提として、
・ストレス要因(ストレッサー)を把握していること
・それに対する対策を準備していること
・エネルギーがあること
が欠かせません。
当然ですが自分自身が何に対してストレスを感じているのか?を把握できていないというのは、なんだか知らないけど体調が悪くなっていっているということですので、これはかなりの大問題です。
バケツの底に穴が空いているのに一生懸命水を溜めようとしてもなかなか溜まらないのと同じです。まずは穴を塞いだ上で水を注いだ方が効果的ですよね
今の自分の体調不良を起こしているストレス要因をしっかりと把握しなければなりません!
特に親子間やパートナー間でのストレスは自覚できていない(直面化ができていない)ケースが珍しくありません。
今の自分の環境がストレスだと気づいてしまうことで自分の居場所がなくなってしまうと思っているために、無意識的に気づかないようにしているのですが、身体は嘘をつけないので、どんどん不調になっていきます。
そうなると積極的な対策ができなくなり、不調が長引いてしまいます。
そのような状況下でいきなりお薬を止めてしまうと、ストレスは減っていないのに、脳にも体にも何にも対策がなされていないことになってしまいます。
さらにエネルギー量も超重要です!エネルギーがある程度ないと、どんな取り組みもうまくいきません。
何かにチャレンジする→エネルギーがないからうまくいかない→自己肯定感が下がる→自信がなくなる→その他の取り組みをやる氣力がなくなる
といった感じで悪循環になってしまいます。
なので、断薬をお考えの時にはまずはエネルギーの回復が先です。
せっかく何をにチャレンジするのなら、準備をしっかりと整えておくことが大事です。
断薬をお考えの時にはまずこの3つをしっかりと確認してくださいね。
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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。






