女性にとって、更年期障害というのは非常に身近な問題で、ある時期に差し掛かるとほとんどの方が経験すると言われていますね。ホルモンバランスが崩れることによって、身体にも変化が出てくるので、ある程度仕方がない部分もあると思います。
また症状に関してはいわゆる「不定愁訴」が多く、どこからどこまでがホルモンの影響なのか、あいまいなところもありますね。そこがまた一方では便利な部分もあり、閉経前後の女性がこういった症状で医療機関にかかると多くのケースで「更年期障害だからしばらく仕方ないね」などと言われてしまうようです。しかし本当にそうなのか?と疑いたくなるようなケースが意外とあるのです。
更年期障害と診断がついたとされる女性を施術してみると、肩こりや腰痛などの身体の痛みだけでなく、頭痛や耳鳴り、不眠などの症状が軽減することがあります。また比較的軽度の症状であれば、きれいさっぱり問題が無くなることもありました。
自律神経の乱れが似たような症状を引き起こしているケースが少なくないのではないか?と考えています。更年期障害でなければもちろんですが、更年期があったとしても、ホルモンバランスの乱れなどの内的要因だけでなく、骨格の歪みなどからくる外的要因の影響の大きさも無視はできないと思います。