こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。
以前、甘い物と糖尿病についてお話しましたが、今回は血糖とインスリンについてお話します。
インスリンは、すい臓でつくられているホルモンです。食事によって血糖の量が増えると、すい臓のβ細胞がすぐにインスリンを分泌します。インスリンによって糖が全身の臓器にとどくことで、臓器は糖をエネルギーとして利用したり、蓄えたり、さらにタンパク質の合成や細胞の増殖を促したりするのです。こうして血液中から臓器に送り届けられることで、食後に増加した血糖は速やかに処理され一定量に保たれます。
健康な人の体内では変動する血糖がインスリンによって上手にコントロールされ、いつも一定の幅の中で保たれています。
日本人間ドック学会では空腹時血糖値が99mg/dL以下であることが望ましいとしているようです。
インスリンは脂肪合成を高め、脂肪分解を抑制する作用を持っているので、糖をたくさん摂取するとインスリンが通常より多く分泌され、組織で脂肪が蓄積されやすくなります。こうした流れで内臓脂肪がついていくのです。
血糖値の乱高下
血糖値のコントロールは膵臓の他に、副腎の糖質コルチコイドによっても行われます。日頃からストレスを抱えることが多い身体状態の人は、副腎からコルチゾールという抗ストレスホルモンを放出されてストレスに対抗できる身体にしていますが、このホルモンは永遠に出続けてくれるものではなく、次第に枯れてしまいます。コルチゾールは肝臓で糖新生を起こす働きもしているため、枯れてしまうと血糖のコントロールが難しくなり低血糖を起こしやすくなります。
また、慢性的にストレスがかかると脳のシステムエラーから調整力が低下するため、急速に上がった血糖値はリバウンドのように急速に下げられることがあり、その乱高下によって頭痛やめまい、集中力の低下、意欲の低下などが起こることがあります。
こうした乱高下を防ぐためには時間をかけてよく噛んで食べる事、砂糖など単糖類の摂取を避けることが重要になってきます!
また、食べる順番も大事です。炭水化物から食べるよりも野菜から食べる。最近では食前にフルーツを食べると血糖値の乱高下が防げるということがわかっています。
最後までお読み頂きありがとうございました!