社会に出てから気づくシングルタスクのお困り感

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。

今回は

「シングルタスク」

というお困り感について
僕の友人の仕事場でのエピソードを例に
お伝えしたいと思います。

友人はここ数年、
建築現場で若い新人の教育係を
任されているのですが、

他の現場で
あまりに仕事が覚えられないからと
友人のところに指導を任されてきた
A君 25歳は

素直で
なんでも「はい」と言うのですが、

作業内容など色々と覚えることに
お困り感があったそうで

これまで
どの教育係がついても
怒られてきました。

作業工程を説明し、
1つの作業が終わったら

次の作業の準備をするように教えても
1つ目の作業で止まってしまいます。

そして翌日には
教えたことのほとんどを
忘れていて

またイチから
指導し直さなければなりません。

そのような特性があるA君の

ナゼ、先のことまで考えて
動けないのか?

ナゼ、一度教えたことを
翌日には忘れてしまうのか?

ナゼ、わからないのに
「はい」と答えるのか?

といったところが
これまでの教育係の怒りに
火をつけてしまったようです。

 

僕は友人に
並行して物事を進めることができない

「シングルタスク」という

脳の特性がある人がいることを
話していたので

友人はその子がうまくいかない原因が

本人の意欲の問題ではないこと、

そして

それは怒っても仕方がないことだと

わかってくれていたので
1つずつ丁寧に指導していきました。

もちろん、他の作業員に比べたら
効率は悪いのですが、

それをフォローするように
関わることにしたようで、

A君も友人には心を開いてくれて

わからないことも
ちゃんと聞けるようになったそうです。

 

A君は前職でも、
その前のアルバイトでも

どこに行っても
怒られることが多かったそうです。

学生時代にも
物忘れが多かったり
なくし物が多かったりで

親にも相談したけど
あまり深刻に取り合って
くれなかったということ

さらには会社に入ってから
アトピーが悪化したことや

最近はなかなか寝つけなくて
朝起きても疲れ切っていること
など

色々と身の上話をしてくれたそうです。

このように持って生まれた
脳の特性が「お困り感」に
なってしまうケースでは

僕の友人のように
受容的に関わってくれる人の存在
とても重要になってきます。

孤独になってしまうとストレスが増え、
ますます脳の機能は低下し、
悪循環になってしまうのです。

定期的に自分の内側の問題や
感情などを吐き出せる人、場所、環境
があるだけで、

ストレスを減らすことは可能です。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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