4月は新しい年度の始まりです。
学校なら教室の場所も変わり、クラスメイトも担任の先生も替わり環境が大きく変化します。こうした環境の変化はストレスになります。
ストレスは許容量を超えると身体化といって身体の症状になるか、行動化といって問題行動を起こすか、あるいはその両方が現れます。
当然、環境の変化が苦手なお子さんたちは何かしらの反応を起こすことが考えられます。
ストレスは刺激に対して起こった「反応」ですので、このような時期には許容量を超えないように、できるだけ刺激を抑えることが大切です。
刺激というのは感覚への入力です。視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感と固有受容覚と前庭覚プラス内臓感覚です。
この中で日々当たり前のように入ってきて刺激オーバーとなっているのが光です。特にデジタルデバイスの光です。
ケータイ電話の所持年齢がどんどん低年齢化しています。調べてみて驚いたのですが、キッズケータイの所持開始年齢は7歳が最も多いというデータがありました。
小学校高学年にもなるとゲーム機器はおろか、スマホの所有率も上がり6年生では半数を超えます。
今のお子さんたちは刺激過多が当たり前になっているので、無刺激に対する耐性が低い傾向があります。電車の待ち時間、移動時間、外食時の待ち時間あるいは食べている時でさえも常に何かしらを見ていないと耐えられなくなっています。
結果的に過剰な光刺激と電磁波が入ってしまうので、余力がなくなってしまうのです。
体力、エネルギー量が大きく、ストレス耐性の強いお子さんであればあまり心配いりませんが、低エネルギーのお子さんはこうした新しい環境がスタートした中で、大きな変化・刺激は体調不良や不登校の要因になってしまうので、例えば抜歯をするとか、簡単な外科的処置などは緊急性がなくずらせるものなら、出来るだけ新学期の環境に慣れてからにするなど、お子さんの状態をよく見て検討する必要があるかと思います。
幼稚園、保育園から小学校に上がったお子さんのお母さんはちゃんと学校に馴染んでいってもらえるか不安も多い時期かと思います。GW明け数週間くらいするとだいぶ落ち着いてくるかと思いますので、それまでは刺激量を意識してみてください。
また、外で思い切り遊ぶ、運動(楽しく)することで脳への刺激量が十分入って行きますので、無刺激に耐えられなくてすぐにデジタルデバイスに手が伸びてしまうお子さんたちには出来るだけ外に連れ出してあげるようにしましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!