セロトニン活性を受けたのに全然良くならない③

こんにちは
カラダ支援アシスト整体院です。

前回、あなたのストレッサーが、トラの前にいるのと同じレベルの刺激だとしたら、様々な身体反応が生じるのは極めて正常なことだというお話をしました。

あなたのストレッサーが人間関係の問題だとしたら、トラに対して子猫を扱うのと同じくらいのスキルを身につけなければ、身体反応をゼロにすることはできないのです。

 

大事なことはこうしたゴール設定をしっかりと患者さんと共有できているかどうかです。

患者さんのゴール設定がパワハラ上司や意地悪クラスメイトの前に行っても全く無反応で動じずにいられる状態を望まれているとしたら、そこまでに必要な取り組みを提示する必要があります。

ちなみに、こうした人間関係の悩みからどうしたら解放されるか?というテーマについては、大昔から先人たちが様々な角度から研究されてきました。

それでもこのような人間関係の問題をゼロにする方法はいまだにありません!

呼吸法や瞑想、マインドフルネスなどは有効とされてはいますが、それでもストレッサーとなる人の前で何にも動じないレベルになれるかというと、一部の人を除いてほとんどの人が難しいでしょう。

過去の偉大なる先人たちが取り組み続けてきたけど、未だにその解決策はない問題に対して、こうした説明もせずに簡単に「大丈夫です」「よくなりますよ」と言ってしまう治療院や整体院はあまりに知識がないか、無責任のどちらかです。

患者さまのことを最優先に考えたら、ちゃんとできること、できないことを理解していただき、共有することが重要だと思います。

また、身体反応がゼロにならないのなら、施術を受ける意味ないじゃんと思われるかもしれませんが、それも違います!

ストレッサーに対して生じた身体反応を放置すると長期化していき、その反応がパターン化してクセになっていきます。
そうなると、わずかな刺激でも反応が起きてしまうのです。はじめは反応に過ぎなかったものが、やがて病気になっていきます。それはなんとしても防がなければなりません!
そこはセロトニン活性療法で可能です。ただ、自身の対応能力を超えたストレス環境に居続けたままではイタチごっこになってしまいます。

人の手を借りたり、環境の見直しをすることも大事な取り組みの一つです。

当院では、そのために必要なアドバイスや選択肢を増やしていくお手伝いもしています。お一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください!

今回は自律神経における異常と正常の違いについてお伝えしてきました。

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。

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