ヘルプマークをご存知ですか

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。

突然ですが、TOPのアイキャッチの写真は「ヘルプマーク」です!
最近、こうしたマークをカバンにつけている人を見かけませんか?

ヘルプマークとは義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークです。埼玉県でも平成30年7月からこのマークを導入し、普及に取り組んでいます。
発達障害や、感覚過敏によってマスクの着用が困難な方も利用されています。

もし、街中でこうしたヘルプマークをつけている人を見かけたら

電車・バスの中で、席をお譲りいただくなどの配慮をお願いします。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目でみられ、ストレスを受けることがあります。

 

駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。

 

災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚や聴覚に障害があり、状況把握が難しい方、肢体に障害があり、自力での迅速な避難が困難な方など様々な方がいます。

と、ここまでは埼玉県のホームページの障害者福祉より抜粋しています。

これだけだと個人的には説明が足りてないと感じているので補足させていただきます!

例えば、発達障害のお子さんの中にはスーパーやショッピングモールなどで、大きな声を出したり、店内を走り回ったりする子もいます。こうした子を見かけたときに、「親が叱らないから、私が叱って社会を教えてあげます」っていう余計な親切心を出してくる人がたまにいます。

お母さんたちだって社会のルールを無視なんてしていません。しっかりと教育しようと頑張ってきました。それでも発達障害のお困り感は、場の空気を読むとか、「社会性」に関わる大脳皮質(特に前頭前野)の機能低下によって起こっている部分が大きく、そう言った部分が育っていくには他の人よりも時間を要するために、「言って聞かせる」ということがそもそも難しいんです。残念ながらそうした背景を知らずに単なる親のしつけの問題と決めつけている人が少なからずいて、お子さんの発達にお悩みを抱えているお母さんたちから、こういうケースで傷つけられてきたお話を何度も耳にしてきました。

様々な要因によって、社会環境に必要な大脳新皮質よりも、感覚の過敏さや鈍麻さ、原始反射の残存、脳の使い方の特性などの本能を司る脳幹レベルで反応的に生きることが多くなってしまう子どもたちに対して、大脳皮質レベルでの「しつけ」が功を奏するためには、それ以前の心身の土台が整うことが不可欠なんです。

こうした背景を知らない大人が自分の中の正義感を振りかざして「あなたが叱らないから私が叱ってあげてるのよ」と言わんばかりに視線をお母さんに送りながら子供を叱りつけるんです。

もし、その正義感とやらが強い叱りたがりの方が、暴走族や明らかにガラの悪い人であろうと、駅などで大声で怒鳴っている人だろうと、どんな人に対しても曲がった事が嫌いで何が何でも「社会のルール」を説くっていうのを徹底するのなら、まだわかります。
でも、そういう相手には何も言わず、子供や明らかに自分よりも弱い立場の人を見つけて自分の正義感を振るうのはただのストレス発散でしかないです!自分が正しいと思った時こそ、氣をつける時です。

そして、こうした問題が起こる背景には、発達障害が外見からは判断がつかないというところもあります。
だいぶ広まってきてはいますが、まだまだヘルプマークへの関心と認知度も高いとはいえないのが現状です。

また、発達障害に限らず、うつやパニック障害、極度の副腎疲労、てんかんの方なども外見からはわからないため、こうしたカードを持っておくと何かの時に役に立つかと思います。

もしヘルプマークについて初めて知ったという方は、このマークを見かけたら、発達障害をはじめ、外見からはわからない様々なお困り感を抱えていることが考えられますので、もちろん何かお手伝いができれば良いのですが、例え何をしていいのかわからなくて何もできなかったとしても、「何か困っていることがあるのかもしれない」という視点で見守ってあげてください。そういう思いやりの気持ちだけでも伝わりますので。

 

ちなみにヘルプマークカード自体は加工してはいけないらしいのですが、冒頭の写真のように可愛らしい専用ケースに入れることはできます。

せっかく持ち歩くのならネガティブな気持ちで持つのではなく、可愛らしさとおシャレ感があったほうが少しでも前向きになれるのではないかという思いで素敵なカードケースをハンドメイドされているエスアミナさんの作品紹介させていただきます。

写真のように可愛らしいケースに入っているだけでイメージも全然違ってきますよね!

僕はこうしたアイデアはとても素晴らしいと思っているので、もっともっとこういう素敵な持ち歩き方が広まっていけば良いのになと期待しています!

メルカリでは「ねこね」さんという名前で出品しています。
ご興味のある方はぜひこちらもご覧になってみてください!


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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。

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