おはようございます。
カラダ支援アシスト整体院です。
まだ6月に入ったばかりだというのにまさかの台風接近ということで驚きを隠せませんが、台風が来るということは低気圧になります。
人の体は外気圧に対しての張力を保つようにできています。
それをしているのは自律神経です。
そして低気圧の影響を真っ先に受けるのは内耳です。
台風が近づくと、耳の奥にある『気圧のセンサー』が敏感に働いて、脳が『嵐が来る〜!』と身を守るために交感神経を緊張させます。
これは体の「正常な」防衛反応なので心配しないでくださいね。
ただ、
・日頃からストレスが多い人
・お疲れ気味の人
・エネルギーが低めの人
・オーバーワーク
こうした防衛のための反応でも過剰に働きすぎてしまうため、めまいやふらつき、耳鳴り、頭痛、吐き気、パニック発作、食欲不振、首背中の痛みといった不調を引き起こしてしまうことがあります。
気圧の変化と不調のメカニズム
① 内耳の「気圧センサー」と前庭神経の興奮
内耳の奥にある鼓室(中耳)と、平衡感覚を司る三半規管・耳石器(内耳)が関与します。
外気の気圧が下がると、鼓膜の内側の圧力が高くなり、鼓膜や内耳の窓を押し広げるストレスがかかります。
この微細な変化を内耳の細胞(気圧センサー)が感知し、前庭神経を通じて脳幹の前庭核へと信号を送ります。日頃からストレスが多い人やエネルギーが低下している人は、この神経の入力が過剰になったり、左右で強弱が違う入力の仕方をするためめまい系の反応が起こりやすくなります。
② 脳幹から自律神経への波及(交感神経の嵐)
前庭核に入った興奮信号は視床下部や孤束核など自律神経の最高中枢を刺激します。脳はこれを「身体の危機」と捉えるため、交感神経が急激に優位になります。
その反応として血管の収縮・拡張のパニックによって、内耳や脳をはじめ、体内の血管が過剰収縮(または過剰拡張)し、頭痛など虚血性のトラブルを誘発します。
こうした血流変化はリンパ液のうっ滞にも繋がります。内耳を満たしている「内リンパ液」の圧力が変動し、めまいや耳鳴り、自律神経由来のだるさや吐き気を引き起こします。
台風による不調に対するセルフケアを3つお伝えしておきます。
1:耳引きエクササイズ
2:耳周りのマッサージ
3:後頭部リリース
4:温めて副交感神経を働かせる
耳引きエクササイズ
方法:
耳引きをする前にまずは側頭部を優しくマッサージします。耳の周りからこめかみにかけて、軽くさするようにマッサージします。決して強く押したりしないでくださいね。1箇所30秒〜1分くらいずつでOK。
マッサージが終わったら、両方の耳(耳介)の真ん中より少し上を親指と人差し指で軽くつまみ、真横(外側)へ5秒ほど引っ張ります。続いて上方向にも引っ張ります。
その後、耳たぶの少し上くらいに持ちかえて下方向、そして後ろ方向へとゆっくり回すように動かします。
このエクササイズは耳管の周囲にある側頭骨や蝶形骨の微細な緊張を緩め、中耳・内耳の圧平衡(換気)を促します。また、耳介周囲の毛細血管を拡張させ、迷路動脈への血流を改善して内リンパのうっ滞を防ぎます。
耳の周りを温めたり、優しく引っ張ってあげると、耳の奥の血流が良くなって、脳が『もう安心だ』と副交感神経のリラックスモードに切り替わります。強い症状になる前にぜひやってみてください。
耳まわりのマッサージ
興奮した交感神経を沈静化させるには、副交感神経を優位に働かせる必要があります。
副交感神経の80%を占める「迷走神経」を刺激することで交感神経の興奮状態から副交感神経のリラックスのスイッチを入れます。
方法: 両手を擦り合わせて手を温めます。その温めた手を優しく耳全体に当てます。(2〜5分くらい)
続いて耳の穴の入り口付近(くぼみ部分)を指の腹で優位に優しく円を描くようにマッサージします。
耳の穴の周辺(耳甲介など)の皮膚感覚は、脳神経の中でも例外的に迷走神経の耳介枝神経が支配しています。
ここを温めたり軽く刺激したりすることは、ダイレクトに迷走神経を刺激して副交感神経を優位にし、気圧による交感神経の暴走を鎮めます。
後頭部リリース
首の後ろの緊張は、内耳への血流(椎骨動脈)を物理的に阻害します。
方法: 後頭骨のキワ(後頭部の髪の毛の生え際から指2本分くらい上)に手を当てて軽く皮膚を上に持ち上げるように緩めながら、「4秒吸って8秒吐く」呼吸を行います。(5〜10回)
後頭下筋群は姿勢の影響で詰まっている人が多いので、ここを緩めることで椎骨動脈の血流不全を防ぎます。さらに、吐く息を8秒で、吸う息4秒の2倍の長さにすることで、胸腔内圧を変化させ、延髄の呼吸中枢を介して副交感神経を強制的に優位にします。
温めて副交感神経を働かせる
首から鎖骨まわりを温める。
ペットボトルに45°Cくらいの湯を入れて、首(
どれもそんなにむずかしいエクササイズではないので、すでに体調が良くない方はもちろんですが、今のところ何にも不調がなくても予防として実践してみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。




