パニック発作で手足が痺れるのはなぜ?

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。

パニック発作時や発作後に手足が痺れることがあります。
ただでさえ、いつ襲ってくるかわからない息苦しさや動悸に悩まされているのに、手足まで痺れてきたらますます不安になりますよね。

不安は知るだけでも減らせることがありますので、ここでは「なぜ手足が痺れてくるのか?」についてお伝えします。

パニック発作で手足が痺れる理由

理由1:血液がアルカリ性に傾く

パニック発作が起きると、脳の危険を察知するセンサー(扁桃体)が暴走し、空気を必死に吸おうとして過呼吸(過換気)状態になります。
激しい呼吸によって、血液中の二酸化炭素CO2が過剰に体外へ吐き出されてしまいます。

本来は弱酸性に保たれている血液が、二酸化炭素(酸性)を失うことでアルカリ性に傾きます。
これを呼吸性アルカローシスといいます。

血液がアルカリ性になると、血液中のカルシウムイオンがタンパク質と結合し、自由に動けるイオンの量が急減します。
カルシウムイオンには「神経の興奮を抑える」役割があるため、これが減ると末梢神経がコントロールを失って勝手に興奮し始めます。これをテタニーといいます。手足のビリビリとした痺れの正体はこのテタニーによるものであることが考えられます。

理由2:末梢血管の収縮

もう一つの原因は、自律神経の急激なスイッチ切り替えです。
脳が恐怖を感じると、自律神経の交感神経が限界まで活性化します。これを闘争・逃走反応と言います。
このとき身体は「敵から逃げるか、戦うか」に全エネルギーを注ぐため、生命維持に最優先される心臓や脳、大きな筋肉へ血液を集中させます。
結果として、命に直接関わらない手足の先の血管がギューッと収縮し、一時的に血流が低下します。これにより手足が冷たくなり、痺れがさらに強調されることになります。

パニックによる恐怖 ➔ 交感神経の暴走と過呼吸 ➔ 血液中の二酸化炭素が減ってアルカリ性に傾く ➔ 末梢神経が異常に興奮し、手足の血流も下がる ➔ 「手足の痺れ」が発生

このように、発作時に起こる手足のしびれの原因は、神経や脳が物理的に破壊されたからではなく、「息を吸いすぎて血液のバランスが一時的に変わったから」起こっているのです。

発作が落ち着き、呼吸がゆっくりになって二酸化炭素の濃度が元に戻れば、血液のバランスも正常化し、痺れは必ずきれいに消えていきます。

今もし不安を感じていらっしゃったら、この仕組みを思い出して「あ、今血中のバランスが変わっているだけなんだな」と、少しでもホッとしていただければ幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

パニック障害を始め、不眠、頭痛、めまい、胃腸障害など、自律神経からくる不調でなかなか良くならないとお困りの方はカラダ支援アシスト整体院にお気軽にご相談ください!

 

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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。

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