先週の顎関節セミナーに続き
今日は自律神経セミナーにいってきました。
こちらも今日から半年間、休み返上で学んできます。
さて、そんな帰り道に待合室の雑誌を買おうと
立ち寄った本屋さんで見つけた,AERAという雑誌の見出し
新型うつにしない子育て
う~ん、タイムリーだな と思って購入。
いま、「うつ病」は大変社会問題になっていますね。
そんな中出てきた、この「新型うつ」
もともと、自律神経失調症は副交感神経の働きが低下し
交感神経の働きが上がりっぱなしの状態が多いのですが
この状態が長く続くと、やがて交感神経の働きまで低下してしまい
「うつ」となります。
うつの診断にはいくつかの項目があってDSM-ⅣまたはICDという国際基準
の診断項目にそって診断されるのですが
そのどちらにも必ず重要視されているのが
興味・関心の消失
というのがあります。
自律神経は生きるために働く神経です。
うつは働き過ぎたり、いろいろ抱え込み過ぎたりした時
これ以上頑張りすぎると身体がもたないため
興味関心を消失させてまで身体を休めなさい
という身体を守るための反応でもあります。
しかし、新型うつと言われる人たちは
不安、不眠、無力感、倦怠感はうつの症状に似ていますが
興味関心は消失しません。
仕事や学校になると具合が悪くなりますが
自分の好きなことになると症状は現れません。
仕事になると具合悪いけどアフター5や飲み会などは元気になります。
そうなると病気と単なる怠け癖との線引きが非常に難しく
当然、周りからは誤解されるため職場に復帰しても
コミュニケーションはうまくいかなくなることが多いため
さらに症状は悪化していきます。
また、この病名を利用して休もうとする人がいるために
本当に新型うつの方たちはますます誤解されてしまいます。
本人もかなり苦しいでしょうが、
一番大変なのは上司や管理職の方です。
うつに対して何の知識もない職場でも
こういった病気に対して、とりあえず理解を示さなければならない時代ですので
管理職の方は部下(新型うつの人の同僚)から苦情を受け
板ばさみとなってしまい、結果的に管理職の方自身がうつになってしまった
ということも珍しくないそうです。
出世しても自分の身体は自分で守らないとならない時代になっています。
仕組みがわかるだけでもストレスは減らせます。
また、自律神経の治療は筋肉・骨格から戻していくことが出来ます。
からだ支援 アシスト接骨院にご相談ください!
AERAの記事についてはまた次回書かせていただきます。