良い人という病3

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院の冨田です。

前回に引き続き「良い人という病」についてお伝えしたいと思います。

あなたは大丈夫ですか?

・頼まれ事を断れない
・自分よりも他を優先してしまう
・自分のことを優先するのはわがままだと思ってしまう

もし自分のことだと思ったらその性格は要注意です。

性格は、生まれ持った脳のクセ(得意・不得意)だけでなく、これまでの経験の中で、脳の神経の繋がり方や使いグセの両面からきているところが大きいのですが、そのネットワークは単純に頭の中だけで起こっているのではなく、体の状態もフィードバックされています!五感からの入力、疲労度、栄養状態、気温、気圧、痛みなど、全ての情報を含めて思考や感情が選択されているのです。
すごくざっくり言うと、頭痛なり腰痛なり胃の痛みなり、どこかに強い痛みがある時にはイライラしたり、不安になることが増えてきて、どこかに遊びに出かけようとか、積極的に人と関わろうとか、穏やかな気持ちでいることは難しいですよね。

僕たちの思考は、体の状態が良くないと消極的・ネガティブ、否定的、批判的な心理状態になっていくこともあるのです。そうした経験はまた思考グセに反映されて性格の形成に大きく関与してきます。例えば、人前に立つと緊張する人も、ただ緊張するだけなのと、緊張+お腹が痛くなってしまうのとでは「人前に立つ」ということに対する抵抗は後者のほうが圧倒的に大きく「人前に立つ」ことに対する解釈も違ってきます。

また、うつや貧血気味の人や副腎疲労の人などは動くのがすごくかったるくて疲れやすいため、色々なことが面倒くさくなってしまうことがあります。
それが、片付けられない、掃除や整理整頓が苦手な性格に繋がっていることも十分に起こりうるのです。

このように、ある環境が整うと、ある反応が起こるというのは性格も症状も同じなんです。何かストレスがかかると、皮膚に出る・心臓がドキドキする・お腹が痛くなる・トイレが近くなる等、起こる反応はそれぞれですが、思い返してみると大体いつも同じパターンになっていませんか?

こうした反応はダイエットで筋トレを始めようと思っているのに帰ってきて夕飯食べたら、ついテレビを観てしまうのと何ら変わらない、その人が持つ性格の一部であり、病気や不調も性格と同じく個性なのです。もう少し具体的に例を挙げて説明すると、不眠症で眠れないということは、脳が睡眠よりも起きているべきだと判断しているわけです。眠りというのは無防備であり、一番外敵に攻撃されやすい状態です。人は群れを作ることで、互いの背中を預け、言語や表情などコミュニケーションの進化でより信頼関係を高めてきました。高度な群れと文明が進んだ現代社会だからこそ、夜中に安心して眠れるのですが、眠れないということは、安心できない状態であり、それは自分の中でそうせざるを得ない何かが起きているということでもあります。その原因が光の浴びすぎや、オーバーワークからきている場合には改善は早いのですが、厄介なのは人間関係のストレスやトラウマです。

人に対して大きなストレスを感じた時には強い臨戦体勢と防衛反応を引き起こし、その反応はやがてその対象者とは無関係な「人」そのものに対してストレスを感じるようになってしまいます。つまり自分以外は信用できない社会不信の状態であり、常に交感神経を優位に働かせて危機に備えなければと臨戦(逃げる準備も含む)状態にあるわけです。これが電車や人が集まるところが怖くなったり、パニック発作として出てしまうこともあります。当然、眠れないから交感神経優位になる。その結果、また不安感や危機感が増してくる。心臓がバクバクするかも知れません。病院に行くと不眠症とか不安神経症と言われ薬を出されます。

でもよく考えてください。

これは本当に病気でしょうか?

薬で眠りさえすれば解決ですか?

そんなわけないですよね。

これほどまでに人間不信・社会不信になった状態が薬だけで解決するわけがないんです。なぜなら、他者(社会)に感じたストレス反応はエネルギーだから、使い切らなければ必ず別な身体反応として現れます!薬で一時的に寝られるようになったとしても、食欲がわかない、気力がわかない、人と関わるのが怖い、といったように次々に形を変えて表現されます。

ではどうすればいいか?については次回にお伝えしたいと思います。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

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