時差ボケとストレスからうつになった患者さんの症例

前回の続きになります。

40代 男性 

2年間のロンドン勤務から帰国後

人事部にて人材整理の仕事を任される。

時差ボケと仕事のストレスから

不眠になり、

便秘と下痢・不眠・倦怠感・首肩腰などの痛み・食欲不振・慢性疲労感

などがみられ病院で検査を受けるも異常なく、うつと診断される。

 

1回目の治療では筋肉の緊張を解き

呼吸の改善をはかりました。

この方の場合、首から背中の筋がとても硬かったので

最初は間隔を詰めて通っていただき、

上部胸椎の調整と筋肉をほぐしていきました。

また、ご自宅では呼吸法を実践していただきました。

2回目の治療で「呼吸は自覚できるくらい浅さがなくなりました」

と言われるようになりました。

 

さらに副交感神経の働きを高めるように腹部の調整を行い

お顔も少し歪みがみられたので頭蓋の調整も行っていきました。

 

3回目の治療あたりから「治療を受けた日は夜眠れるようになってきました」

という変化がみられ、

その頃になると瞳孔が散大していた目も落ち着いてきて

表情に穏やかさが感じられるようになってきました。

 

現在は10日に一回くらいのペースで

ご来院頂いていますが

職場で強いストレスを感じる時は

今でもお腹が痛むことはあるとのことですが

すぐに消えるレベルで引きずるようなこともなくなり

睡眠障害になるようなことはないとのこと。

 

「かなり自分でコントロールできるようになってきました」

と嬉しそうにお話されていました。

 

年末にはご夫婦でスノーボードに行く予定を立てている

とのことで本当に良かったと思います。

 

 

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