ストレスという言葉の意味

こんにちは。カラダ支援アシスト整体院です。

突然ですが、

あ〜、明日試験だ、ストレスだわ〜

とか

育児のストレスが溜まってて・・・

とか

あの人の顔を思い出すだけでストレスになる

みたいに

一般的に「ストレス」という言葉は「ストレス要因」となる物事を指して使われることが多いのですが、本来ストレスは外部環境からの何らかの刺激によって起こる身体反応のことを言います。

実際には多くの人がこの外部刺激の方も含めてストレス要因の方をストレスと言ってますよね。

わざわざ訂正するのも面倒くさいからその意で使うこともありますが、本来はストレスを引き起こす要因のことをストレスではなく「ストレッサー」と言います。

だから、当院でも5つのストレスとして説明していますが、本来は5つのストレッサーなんです。

これを定義したのが、ストレス学説で有名なハンス・セリエという人です。

こんな人↓↓


(Wikipediaより)

カナダ国籍の生理学者です。ストレスの研究の第一人者です。

このハンス・セリエさんはストレスによる身体で起こる順応は3段階あると言っています。

第一段階 警告反応期

第二段階 抵抗期

第三段階 枯渇期

 

第一段階の警告反応期ですが

ストレスを受けるとまず一時的にショック状態(ショック相)になり心拍数や血圧などは低下し副腎皮質が縮小して交感神経が働かなくなります。つまり外部環境に適応できない状態になるのです。時間にして数分から数時間、あるいは1日程度この状態が持続すると言われています。この辺りは個体差がありますよね。

その後、ストレス適応反応が本格的に発動され(反ショック相)、視床下部—下垂体—副腎という反応でアドレナリン糖質コルチコイドが放出され、苦痛・不安・緊張の緩和、神経伝達活動の活性化、血圧・体温の上昇、筋緊張促進、血糖値の上昇、副腎の肥大といった現象が起こり、身体はストレスに対抗し始めます。

第二段階の抵抗期

生体の自己防御機制としてのストレッサーへの適応反応が完成した時期と言われています。持続的なストレッサーとストレス耐性が拮抗している安定した状態で、その抵抗を維持するために副腎は糖質コルチコイドをたくさん作ります。
この段階でストレッサーが軽減に向かえば身体は元の健康な状態に戻っていきますが、この状態を維持するのにはエネルギーを消耗するため、ストレッサーが長期化すると第三段階の枯渇期に向かっていきます。

第三段階枯渇期ではストレスにさらされ続けた結果、たくさん作られたコルチコイドも血液中に放出され尽くしてしまいやがて枯れてしまいます。
そうなるとストレッサーに対する抵抗力も落ちていき、体温、血圧、心拍、血糖値の低下が起こり身体はますます衰弱していきます。副腎を提起出したマウスではこういった3つの反応は起こらないため、副腎皮質から出るホルモンがこうした反応に関与していることがわかっています。

 

ここからもわかるように、ストレスに対抗するホルモンは無限に出てくれるわけではないんですね!

だから頑張りすぎは禁物なんですよ!

 

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

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