こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。
今回はパニック障害から回復された50代女性のケースについてお伝えします。
<ご来院時の症状>
1年前から寝つきが悪くなったなと感じていた。
半年前に車で出かけた際、急に息ができない感じがして「これはまずい」と思ったら心臓がバクバクしてきてそのまま倒れてしまうのではないかという不安に襲われ、同乗者が救急車を呼んで病院に運ばれたが、検査の結果どこにも異常なく、パニック発作ではないかと診断される。
それ以降、車の運転が怖くてできなくなる。
外出時とくに電車や車に乗ると(他人の運転でも)呼吸が苦しくなり心拍が上昇してしまうことが続く。
そのような状態が約6ヶ月続いて、スーパーに買い物にいくのも不安で家族に行ってもらっているということで、買い物くらい自分で行けるようになりたいという思いでカラダ支援アシスト整体院にご来院されました。
<ご来院時のご様子>
背部の筋緊張が強い。
筋力低下・気分チェックからもセロトニン不足が強い傾向があった。
上部胸椎および肋椎関節の固着も顕著。
首の前傾も顕著。
頭蓋骨も硬い。
頸椎1番と後頭骨の間の詰まりが強い状態。
脈拍は安静時で85〜90と高め。
お話を聴くと、お仕事がハードでちょうど退職をされた時に発作が起きていた。
きっちりされた性格で朝から夜遅くまでお仕事と家事に手を抜くことなく全てのことをこなしていたのでかなりオーバーワークになっていたことが推察される。
1日にパソコンやスマホなどデジタルデバイスの光を浴びる時間が8〜10時間にもなっていたので自分でも良くないとは思っていたため、退職を決意。
仕事を辞めた喪失感も重なってストレスが身体化したものと思われる。
ご来院当初はお仕事は辞められても家事をとことんやるタイプで、そこも今のエネルギーではオーバーワークになっていたので、できる限り手を抜くことを意識していただいた。
初回の施術はセロトニン活性のみを受けていただく。
スッキリ感と頭が軽くなるような感じを体感していただき、筋力のアフターチェックも変化がみられる。
食事や栄養、日常生活におけるストレス要因の排除についてアドバイス。
3週間ほどセロトニン活性療法を中心に続けていただいて、日中の動悸や不安感に軽減を感じられるようになり、パニック症状も頻度がかなり減ってきた。
体力も少しずつついてきたのでエクササイズを追加。お散歩や筋トレなども含め運動量を少しずつ増やしていく。
4週目にはお子さんと一緒なら買い物にも行けるようになってきたとのこと。
時々胸周りがざわざわする感じになるが、発作までは出ていない。
呼吸法やセルフケアを継続してもらい、6週経過後には歩いて一人で買い物に行けるようになる。
「車の運転ができそうな氣がしてきた」
とのことで、パートナーがいる状態で何かあったらすぐに交代できるようにして運転をチャレンジ。
問題なく運転ができたとのことで、それがまた自信となってさらに活動的になる。
1ヶ月後に旅行に行ってみたいとのことで、運動や家事などでオーバーワークにならないように気をつけてもらう。
8週目には電車にチャレンジしてみるも問題なく乗れるようになる。
通院間隔も2週間おきにして問題なく良い状態が維持できている。
さらに4週間後に旅行に行くことができたとのことで、1ヶ月半症状が出ない状態が続いたので、月1回のメンテナンスか施術を一旦終了するかをご提案。
メンテナンスを希望されたので月1回の通院に切り替えて現在に至る。
この方は、もともと体力はある方で色々なことが重なってオーバーワークになっていたことがパニック発作を引き起こす要因となっていたため、しっかりと休息をとりつつ定期的にセロトニン活性をすることで自律神経の安定が比較的早かったのと、お子さんやパートナーの理解や協力があり、環境的にもご自身の回復のために専念できたのも大きかった。
人それぞれ個人の体力や代謝力、環境や背景が違うため回復までの道のりは個体差がありますが、一つの例として参考にしていただければと思います。
==============
この記事の編集者
==============
冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。




