医療崩壊が起こる?     ~からだ支援だより~

 

医療崩壊なんて聞くとちょっと怖いかもしれませんが

これはこの先十分起こりうる話で

ご存知の方も多いかもしれませんが知らなかったという方のためにも

ぜひ知っておいて頂きたい情報なのでブログ記事にしました。

 

以前、お話した亀田メディカルセンターの院長、亀田信介先生は

11代続く医師の家系であれだけ立派な病院の経営者にもかかわらず

個人資産は赤字なんだそうです。

にもかかわらず、鴨川の隣、舘山で10億円の負債を抱え倒産した

安房医師会病院の経営立て直しを引き受けました。

 

その理由はこれから首都圏でおこるオーバーシュートによって

鴨川まで患者が押し寄せてくることを危惧し、

地域医療を守るためには、今ある医療資源をこれ以上減らせない

という理由からだといいます。

 

 

 

人は年を取れば内臓も運動器もふくめ、確実に身体の機能は低下していきます。

そうなった時に病院、薬、入院施設、リハビリ施設

またその仕事に従事する人材などの医療資源

15歳から45歳までの人たちが使う数値を1とすると

65歳以上の人たちは6.5倍

75歳以上で8倍必要となります。

これは医療資源だけですが、

さらにこれに介護資源を入れると

75歳以上の人が一人で若い人の10人分の資源を使うことになります。

 

そしてこれから団塊の世代と言われる人たちが一気に高齢者になると

今後二度と起こらないだろうといわれるくらいの事態

“オーバーシュート”と言われる急激な医療需要の増加が起こると言われています。

 

東京や埼玉は病院が多いから大丈夫かと思っている人が多いかもしれませんが

実は東京や首都圏が一番危ないと言われています。

 

これについては長くなったのでまた次回詳しく書きたいと思います。

 

 

 

 

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