12月度ニュースレター お塩について

コロナ以前ほどではないにしても、年末年始は何かと外食(テイクアウトやお惣菜も含め)の機会が増えると思います。
外食と聞くと「塩分が多い」というのが一般的なイメージです。

塩分が多いことが本当に体に悪いのでしょうか?

今回は誤解の多い「塩」についてお伝えしたいと思います。

塩の役割

塩は動物性でも植物性でもない、とても特別な物質なんですね。
塩分の組成はナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、といった体に欠かすことの出来ないミネラルからできています。
その中でも特に78%を占めるのが塩化ナトリウムなので、塩分の役割の大半はナトリウムによる作用と、その他のミネラルによる作用になります。

 

塩分の具体的な役割

・体内の水分量の調整
・血圧調整
・細胞外液の浸透圧維持
・酸・塩基平衡
・筋肉の収縮
・神経の情報伝達
・栄養素の吸収・輸送
・胆汁、膵液、腸液などの材料など

 

ナトリウムは細胞の周囲の液の中に多く存在していて、ナトリウムが増えることで体はその濃度を一定に保つために、水分を溜め込もうとします。カリウムはナトリウムを排出する働きがあるので、ナトリウムとカリウムは、相反する関係になっていることを知っておいていただくと、今回の内容がわかりやすくなると思います。

 

塩分が病気の元になっているというのは根拠のない話

「健康のためには薄味にしましょう!」という話を耳にしたことはあるかと思います。特に高血圧の人は減塩を強く言われ、薄味で健康になれると信じて美味しくない食べ物を食べてきました。しかし、もともと塩分摂取が高血圧を関連づける明確な根拠は示されていないどころか、塩分を摂取しないことで高血圧になったり、不健康になってしまうケースもあるそうです。

1972年、アメリカのメーネリー博士の実験では10匹のネズミに塩で味付けされた餌と水だけを与えてネズミの健康状態を観察したところ、4匹が高血圧になったという結果から「塩は体に悪い」という結論を出しました。
しかしこの実験でネズミの餌に味付けた塩の量は人の体で換算すると1日に500gもの塩分を摂取させていたことになるとのこと。

1日でそんな量の塩分を摂取することはありえないですし、反対にこれだけの量を与えられても、6匹は高血圧にならなかったということから塩分と高血圧は関連性が低いことが考えられます。

この実験に対しては後に多くの医師から疑問の声が上がり、より正確な疫学調査をということで1988年と1990年に世界32カ国52の地域でインターソルト研究というのが実施され、塩分摂取量の増大と高血圧には関連性がないことが証明されています!

残念ながらこの研究報告は表舞台で扱われなかったそうです。

世界には塩=高血圧というイメージが残っていた方が都合の良い人たちがいるのでしょう。

 

摂ってはいけない食卓塩

私たちは塩分の摂り過ぎは高血圧をはじめ様々な病気の元になると教え込まれています。
その背景には天然塩と食卓塩の違いを無視した情報の刷り込みがあることが考えられます。
そもそも天然塩と食卓塩は別物で、食卓塩は科学的に抽出された塩化ナトリウムですので、これの過剰摂取は様々な病気の元になります。
もともと、天然塩や岩塩には塩化ナトリウム以外のミネラルが含まれており、特にナトリウムと反対の働きをするカリウムも含まれているため、ナトリウムが入りすぎたら体外に排出させる働きを持っているのです。

しかし、1971~72年にかけて、何故かこんな有害な塩(塩化ナトリウム)しか作ってはいけないという法律が施行されたのです。
カリウムをわざわざ排除させたものしか作れない、売ってはいけないという理由が全く理解できませんが、日本人が慢性的なミネラル不足なのはこういった背景も関係しているのです。今は塩の生産販売が自由になったので自分が摂り入れる塩を自ら選択できます!

シンプルに

天然塩はOK   食卓塩はNG

という認識で良いと思います。

ちなみに外食でつかわれる塩は食卓塩ですので、「外食は体に悪い」は間違っていません。なので年末年始の外食には気をつけましょう!

 

また、「減塩」にも注意が必要です!

減塩醤油や減塩〇〇というものは味が薄くなってしまうので、美味しさを誤魔化すために様々な化学調味料や添加物を混ぜています。根拠のない減塩キャンペーンから作られた上に、余計な化学物質を摂取させられているので、これで健康になれると思うのは非常に危ういことだと思います!

 

塩の摂り方

まず、このニュースレターを読んだからには、ご家庭で使う塩を天然塩もしくは岩塩に変えましょう。
いわゆる食卓塩はもうNGです!
もったいなくても捨てましょう!

 

〜塩の特徴〜

天然塩

海水から昔ながらの製法で作られた塩です。
食卓塩はただ塩辛い、しょっぱいという感じですが、海水に含まれるミネラルが一緒に摂取できるので、いろいろな旨味が感じられます。

好みの味や含有ミネラル量でお選びいただけば良いですが、個人的には不足しがちなマグネシウムが多く含まれている「ぬちまーす」という沖縄のお塩がまろやかで美味しくてオススメです。アマゾンでも購入できます。

余談ですが、ライブブラッド検査という血球の状態を観察する生化学博士のお話によると、免疫力を上げるためには「美味しい」「楽しい」「嬉しい」⇒またこれを体験したい⇒生きる理由⇒免疫細胞が活性化するということだそうです。

体は時に哲学的でとてもシンプルなんですね。

マクロビオティックやビーガンをやる人の白血球はあまり活動的ではないそうです。いくら体に良くても美味しいと感じないものばかりではダメなんですね。だからといって化学調味料に毒されたものを美味しいと誤解して食べるのも違います(笑)

体に良いものを美味しく食べる!これが大事です!

そのためにも良い塩は欠かせない存在ですよね。

岩塩

ヒマラヤなど山の中で採掘された塩の結晶です。
クリスタルソルト、ピンクソルト、ブラックソルトとありますが、何と言ってもブラックソルトがオススメです!

ブラックソルトはナトリウム以外にもカリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガンなど多くのミネラルを含んでおり、そして何よりのおすすめポイントは抗酸化力がとても高いことです!

お風呂に入れていただくと温泉のように体が温まりますし、肌に直接塗り込んで塩もみすると、お肌がポカポカするだけでなくスベスベになります!

毎日、少しのブラックソルトをぬるま湯に溶かして朝晩うがい、鼻うがいをするのもとても良いです。
歯茎マッサージなどすると、とてもツルツルになります。(塩が粗い場合には歯茎を傷つけないように優しくしましょう!)

 

もちろん食用として利用していただけば体内からも抗酸化力をUPさせることができます!ただし、硫黄の匂いが結構強いので、料理によっては合わないかもしれません。

食用ブラックソルトは少し匂いがマイルドなので、入浴用とは別で購入すると良いでしょう。楽天で購入できます。
 
*人口の1〜2割程度、塩感受性が高い人がいると言われています。これは生まれつきの個体特性のようですが、この塩感受性が高い人は塩分の摂り過ぎは注意が必要ですので、お医者さんからそのように言われている人は、念の為、天然塩でも摂りすぎないように気をつけましょう。それでも食卓塩から天然塩または岩塩にチェンジはしましょう!

 

 

水分摂取も忘れずに!

「塩の役割」のところでもお伝えしたように、ナトリウムとカリウム、そして水は関係性はとても深く、細胞内外の液体の浸透圧や、血液濃度、体内の水分バランスに関係しています。

名古屋市立大学の研究によると、10倍の塩分濃度の餌と、真水を与えられたネズミは異常なしであったのに対し、同じように10倍の塩分濃度の餌と、真水ではなく1%濃度の塩水を与えられたネズミはすべて死亡してしまったという報告があります。

つまり塩分濃度よりも、それを薄める水分があるか・ないかが健康状態にはとても重要だということです。現代は慢性的な水分不足の人が増えているので、お塩と一緒に良い水を小まめに摂るようにしましょう!

今回のニュースレターの内容を要約すると、

・「健康のために減塩」は根拠のない嘘
・食卓塩と天然塩は別モノ
・病気のもとは食卓塩(精製された塩化ナトリウム)
・天然塩のように良い塩は積極的に摂り入れる
・同じくらい良い水も積極的に飲むようにする

以上のことが健康な体を維持するために不可欠だということです!

人にとって不可欠なお塩を見直して、ぜひ2023年の健康ライフに役立ててください!

「院長のひとりごと」コチラから

 

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