副腎皮質ホルモン(電解質コルチコイド)の働き

 

前回のアジソン病ではないが副腎の機能が

低下してしまうことがあるというお話の続きになります。

副腎の機能低下の話をする上で欠かせないのが副腎のホルモン。

 

副腎は身体の活動に重要なホルモンを作り分泌しています。

分泌とは作られたホルモンを血液や体液中に放出することをいいます。(内分泌)

 

副腎から出るホルモンには

副腎皮質ホルモンと副腎髄質ホルモンがあります。

今回は副腎皮質ホルモンについて書きたいと思います。

 

副腎皮質ホルモンには鉱質コルチコイド  糖質コルチコイドいうものがあります。

その他に男性ホルモンのアンドロゲンというのがありますが、

今回は鉱質コルチコイド糖質コルチコイドについて話したいと思います。

 

 

鉱質コルコイド電解質コルチコイドとも呼ばれ

主に腎臓におけるナトリウムの再吸収・カリウムの排出を促進させ

体内の水分量と電解質の調整と、

血圧維持(血圧上昇作用)に役立っています。

 

腎臓でナトリウムが再吸収される際、換わりにカリウムが排出されます。

ナトリウムイオンは細胞の外側、

カリウムイオンは細胞の内側の浸透圧を調整しています。

もし、この浸透圧のバランスが崩れると細胞は死んでしまいます。

 

 

 

そのため細胞膜内外の浸透圧は一定に保たれるように出来ていて

ナトリウムの体内貯留が増すとバランスを保つために、

のどに渇きを感じさせて飲み物で水分を摂ったり、

腎臓での水分の再吸収も行われ、細胞外液の量が増えます。

また、体内の水分量が増えると体液量が増すので血管内の血流量が

増えますから血圧を上昇させることになります。

 

これらは鉱質コルチコイド だけが全てを行うわけではなく 

いろいろなタンパク質や酵素の働きによって

結果的に血圧上昇などが起こるのですが

その作用を起こさせる働きを鉱質コルチコイド というホルモンがしているのです。 

 

 

 

それ以前にナトリウムって何?って話を説明するとまた長くなってしまうので

かなり噛み砕いて話しますが、ナトリウムは食塩に多く含まれています。

                     ※食塩=ナトリウムではありません。

 

よく、塩分を摂りすぎると高血圧になるという話を耳にしませんか?

あれはつまり、まんまこの説明が当てはまります。

体内のナトリウムが多過ぎると同様に細胞外液が増え血圧が上昇してしまいます。

(ナトリウムが交感神経を興奮させ血管壁を収縮させてしまう為という説もあります)

 

鉱質コルチコイドは必要な範囲で血圧を上昇させたりしていますが

塩分摂取過多の場合、不必要に血圧が上がりっぱなしになってしまいます。

ですから、塩分摂り過ぎの方は十分に注意しましょうね!

目安は健康な人で男性が1日10g、女性は1日8g程度だそうです。

高血圧の人は5gくらいが理想です。

 

 

 

次に糖質コルチコイド についてですが 

糖質コルチコイドタンパク質異化抗炎症作用・免疫反応抑制があります。

と言われても「何のこっちゃ??」って話ですよね。

 

これについては長くなったので、また次回に書かせていただきたいと思います。

ちょっと難しい用語が多くて申し訳ないのですが

ここはストレスと身体の作用で重要なところなので

出てきた専門用語を出来るだけ噛み砕いて話したいと思いますので

イヤにならずに読んでください(^_^;)

 

 

 

 

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