制汗スプレー大丈夫?

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院の冨田です。

突然ですが、江戸時代よりも様々な病気が増えているのはナゼでしょう?

人の体の仕組みが変わったのでしょうか?
たかだか200年くらいで人の遺伝子がそんなにかわるわけないですよね。

一番の要因は「環境が変わっている」ということです。

現代社会では食事はもちろんですが、特に体に悪い物を食べていなくても、ふだん何気なく生活している中で有害なものが体の中に入り込んでしまうようになっています。

その中でも重金属が体内に入り込むことで、ガンなどの重篤な病気や、自己免疫疾患や難治性の病気、うつや自律神経症状など様々な不調の要因に重金属が関わっているケースが増えています。

 

重金属って?
重金属とは水銀や鉛、アルミニウム、ヒ素、カドミウムなどです。

これらは決して食べ物ではないので、自覚してわざわざ取り込んでいるわけではないのですが、食べ物を入れる容器やフライパンや鍋などの調理器具、そしてスプーンやフォークなどの食具として口から微量に体内に入ってきます。また、近年話題のワ○チンにも混入していますし、工事現場や工場など、環境の中で大気中から吸い込んでしまうこともあり、文明が進んだことによってこうした重金属が知らぬ間に体内に入り込んでいるのです。

重金属にも色々あるのですが、今回は夏を迎える今こそ知っておいていただきたいアルミニウムについてお伝えします。

アルミニウムの害
アルミニウムは微量ずつ体内に入ってきて、すぐに悪さをするわけではなく、蓄積していくことで体の機能を低下させていきます。

アルミニウムはジュースやビールなどの容器としても使われていますが、制汗剤などにも塩化アルミニウムとして含まれています。これに関しては、4年間制汗剤を使用していた女性の多くに高アルミニウム血症が認められたという報告があります。

アルミニウムには細胞の中でエネルギーを産生しているミトコンドリアの働きを低下させてしまうことがわかっています。ミトコンドリアが働かないと疲れやすくなったり、回復力が下がってきます。

 

アルミニウムの基準値は0.1~0.3μMという範囲内であれば問題ないのですが、制汗剤を使用している女性の平均値が4μMと基準値の10倍以上、なかには16μMもの数値が検出された人もいて、これらの人たちに一時的に制汗剤の使用を中止してもらうと、元の基準値内に戻ったということでした。

恐ろしいのは高アルミニウム血症だけでなく、乳がんのリスクです。

乳がん患者437人の調査で制汗剤の使用頻度と脇の剃毛が乳がんの発症に相関があることが示唆されています。乳房近くに残留した塩化アルミニウムが皮膚から経皮吸収され、エストロゲン様の内分泌攪乱作用を引き起こしたのではないかと言われています。

エストロゲンは女性ホルモンですが、自分の体内で作られるエストロゲンは問題ないのですが、外からエストロゲンを取り入れてしまうことで、乳房の腫瘍細胞を肥大化させてしまいます。

夏本番を迎えるにあたって、女性の多くが使用する制汗剤が乳がんの発生に関与しているという研究報告などもあるので、こうした情報も知った上で日常生活を見直すきっかけにして頂ければと思います。

 

また、アルミニウムは胎盤を介して胎児にも送られてしまいます。さらに産後も母親の母乳を介して乳幼児にも移行してしまうことがわかっています。

胎児はもちろん、乳幼児などは大人とは違い、デトックスのシステムが出来上がっていないので、これらの毒性の影響を受けやすいのです。特に脳はデトックスしづらい場所ですので、妊娠を考えている人、小さなお子さんがいるご家庭では、できる限り入り込まないように心がけることが必要です。粉ミルクなどもアルミ缶に入っているものが多いので、購入後は遮光性の高い瓶に詰め替えるなどもすると良いでしょう。

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