こんにちは。
自律神経・発達障害専門整体院
カラダ支援アシスト整体院です。
今回はストレス時の反応で重要な交感神経のお話です。
交感神経については誤解されている方も多いので、このブログで自律神経の仕組みを知っていただけたらと思います。
巷の健康本を読むと、「ストレスは交感神経が上がるから不調になっている」とか、「副交感神経を上げなければならない」とか、そこだけを重要視してしまうとまるで交感神経がワルモノのように扱われているように誤解されてしまいます。
このように、かえって不健康になってしまうような見出しには、自律神経の専門家としては非常に危うさを感じています。
正しくは「交感神経も副交感神経も働くべき時に働くこと」なんです。それができれば何の問題もないのです。
夜眠れないとか、めまいがする、頭痛がする、パニック発作、便秘、食欲不振など、これらの問題はほぼ交感神経が過剰に働きすぎていることで起きています。
こうした症状を抱えている人は頑張りすぎていることで交感神経が働きすぎてしまう傾向があり、副交感神経によるリラックスが必要です。
一方で、朝起きれない、一日中倦怠感、下痢しやすい、低血糖、低血圧という人は交感神経が働けないことでこれらの症状が起きています。
交感神経の誤解と2段階の働き
ここではわかりやすくするため、あえて2段階という言い方をします。
交感神経で誤解されているのは、交感神経優位になると不調が起こるというところです。
そもそも哺乳類以降の生物は交感神経が優位になるように出来ています。
それは交感神経は身体を動かすための神経なので、危機的状況時にすぐに対応することが出来るからです。草原で草を食べているシマウマは草を食べていても人のようにくつろいではいません。
いつライオンに襲われるかもわからない状況下では瞬時に走り去れるように、いつでも交感神経が働けるようになっています。この名残は人も同じくもっています。赤ちゃんが良い例ですね。赤ちゃんはよく眠るから副交感神経が優位だと思われがちですが、実は交感神経優位なのです。その証拠に少し動いただけで起きてしまったり、おしめが気持ち悪くなれはすぐに泣きます。
話を戻します。
つまり交感神経は自分の身を守るために欠かせない神経で、働いてナンボなのです。
心拍が上がるのも筋肉が緊張するのも必要だから起こるのです。
こうした反応自体は何も悪くないのです。
問題は働かなくていい時に働きすぎてしまうところにあります。
この辺りは次回もう少し詳しくお伝えしたいと思います。
最後までお読みいだだきありがとうございました!