こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院です。
今回は子供の成長に不可欠な「安全領域とストレス」についてお伝えします。
お子さんに限らずですが、
適度なストレスは人生を豊かにもしてくれるし、成長もさせてくれます!
例えば、「年相応の壁」ってありますよね。
小学校5〜6年生くらいになると勉強も運動もレベルが上がっていきます。
最初は簡単にはできないことばかりでも、チャレンジし続けることでだんだんできるようになったり、その過程で氣付くことがたくさんあります。
委員会やコミュニティのなかでも役割ができてそこに責任が生じたりします。
お家の中でもお茶碗を洗ったり、掃除やお料理を手伝ったりする中で役割と責任感を身につけていきます。
ただ、こう言ったことはどれも不安でもあるし、何よりめんどくさいんです。
勉強することも、できない運動を練習することも、責任を負うことも、どれもやらずに済めばやりたくないかもしれません。
それが「年相応の壁」です。
小学校1年生に人前で全校生徒を代表して発表することは不相応な壁ですが、5〜6年生だったら年相応の壁なんです。
やりたくなくてもやることで得られるものってあるし、その時には「何かを手にした!」なんて思いもしないけど、あとになってそうした経験が活きてくることが多々あります。大人になってみるとわかりますよね。
そして、この「壁」はまさにストレスなんです!
壁は乗り越えることも大事ですが、乗り越えられなくても乗り越えようとチャレンジすることで、その人の能力の幅を広げてくれる大切なものなんです。
この壁の広さが安全領域になっていきます。
壁を乗り越えると安全領域は広がって、それはつまり自分の能力の幅が広がっていくということなのです!
だから年相応の壁が現れたらどんどんぶつかっていくべきだとは思います。
こうした経験がストレス耐性を高めてくれるのです!
でも、めんどくさい、やりたくないと言って「壁」を避けて楽ばかりしているとストレスに弱い体になってしまいます。
今はなんでも便利になりすぎてしまいました。
調べ物はチャットGPTに聞けば綺麗にまとめて答えてくれる。
遠くにいる人に会いに行かなくても顔が見れるし、学校に行かなくても授業は受けられる。
買い物に行かなくても欲しいものが届き、手紙を書かなくてもメールですぐに送れる。
もう引退した世代が老後に楽をするという意味では良い時代になったと思いますが、エネルギーのある若いうちから楽することが当たり前になっていると、頼った分だけ能力は落ちていきます。
同時にストレス耐性も低くなっていってます。
便利さを利用することは構いませんが、運動や適度な壁を見つけて乗り越えるチャレンジ精神を持ち続けることを忘れないようにしましょうね!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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この記事の編集者
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冨田 公央
・カラダ支援 アシスト整体院院長
・国家資格柔道整復師
・(社)ここからだ発達支援コーチトレーナー
・(社)セロトニン活性療法協会顧問兼講師
・日本自律神経研究会アドバンスマスター
・臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
・ソマティック心理学会会員
・著書「健康は尾骨が9割」朝日新聞出版社
柔道整復師の国家資格取得後、整形外科病院10年、整骨院4年の勤務を経て2008年に所沢でアシスト接骨院を開業。限定的な施術しかできない保険診療に限界を感じ、2010年に整体院へ移行。
うつや自律神経症状に苦しむ方を対象にした整体を行う一方で、日本パーフェクト整体普及協会の理事として全国の整体師や治療家を対象に技術講座を開催。2015年より、発達障害のお子さんの体のお困り感に特化した整体に取り組み、これまでに2000人以上の親子を支援。現在は治療家を対象にした「発達整体」の講座や、保護者を対象にした「家庭でできる整体講座」を開催。全国のカルチャースクールや保育園、支援事業所、支援学校などで発達の土台の重要性についての講演も行なっている。





