発達障害の感覚のアンバランス 味覚編

発達障害の子(人)の五感のアンバランスについてのお話をシリーズで書かせていただいています。今回は味覚についてです。味覚についても他と同様に感覚の過敏と鈍麻がみられます。そのため、味覚の過敏がある場合、食の好みが極端に偏りやすい傾向にあります。

味の好き嫌い、濃い、薄いの他に温度が熱い、冷たいや歯触り、食感などが苦手で食べられない、口に入れても吐き出してしまう・・ということがあります。結果、同じものだけを好んで食べ続ける、ということが起こります。

ですが偏食を直そうと無理に食べさせたり、ガミガミ叱ってしまうのは避けたいですね。あとは味覚とは話がずれてしまいますが、食事中にじっとしていられず、うろうろしてしまう子も多いです。中には食事中にテレビや回りに置いてあるおもちゃなどに気が逸れてしまい1時間掛かっても食事が終わらない・・・というような事もあるようですが、これも同様に強く言い過ぎてしまわないように気をつけたいです。

食事自体が苦痛な時間になってしまい、食事を嫌がるといったことにつながりかねません。お子さんが成長してくるとともに、少しずつ色々なものが食べられるようになってくるはずです。それまでは大変ですが、受け入れて大目に見てあげられるといいですね。

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