アメリカで2000人の子供たちを対象に睡眠についての研究をしている・・・という記事を読みました。その結果、ASD(自閉スペクトラム症)の子供達はそれ以外の子供に比べて、約2倍も睡眠障害を抱えやすい事がわかったそうです。発達に凸凹があるお子さんに睡眠が苦手な人が多いというのは、よく聞きますが、まさかこれほどの差があるとは思いませんでした・・・
この研究では、ASDの診断がついた子、ASDの疑いがある子、ASD以外の発達障害がある子、発達障害がない子の4つのグループに分け、睡眠についてのデータを採ったのだそうです。その結果ASDのお子さんはASD以外の発達障害のお子さんより、睡眠障害の可能性が45%高く、発達障害がないお子さんより75%も高いという結果が出たそうです。
ASDのお子さんの多くは睡眠のリズムを整える「メラトニン」というホルモンの分泌に問題があり、分泌量が少ないと言われています。メラトニンは脳内物質のセロトニンが材料になっていますので、セロトニンが増やせれば、もっと元気になれるのではないかと思います。まだ全容が解明されていない効果も含め、セロトニンには無限の可能性を感じますね。
アシスト整体院 鈴木