ゾーンとフローの話 ~後編~

~前回からの続き~

スポーツドクターの辻秀一先生によると、このゾーンという状態は脳内で「βエンドルフィン」という脳内ホルモンが放出された時に起こるのだそうです。まず大舞台などで過度に緊張した時にアドレナリンが分泌され、人は戦闘モードに入ります。ここからさらに興奮が高まってくると、それを鎮めるために脳内でβエンドルフィンという覚醒物質が分泌される…というメカニズムのようです。このβエンドルフィンが分泌されると身体的にリミッターが外れたようにいつも以上の力を出せるようになる…というわけです。

ゾーンに入るのは誰でも簡単に…ということはなく、やはりそれなりに訓練や準備が必要なようです。辻先生曰く、「ゾーン」の前に「フロー」という心理状態があり、そのフローを経由しないとゾーンには中々、たどり着けないのだそうです。そしてこのフローというのも集中力が高まった「流れに乗っている」ような状態で、ここを維持した先に更に究極の集中力を発揮するゾーンがある…という解釈が近いでしょうか。

このフローはいわゆる「脳内セロトニンが活性化された状態」と言って、差し支えないと思います。ゾーンに入ることは難しくてもフローに意図的に向かう事は可能だと思います。セロトニンを活性させる術があるからです。個人的にはアスリートのみなさんには是非、このフローの感覚を味わって頂きたいですね。

関連記事

  1. 「コロナうつ」を考える 前編

  2. 腸の冷えからくるスポーツ障害の治療症例

  3. 思春期の足首周辺の痛み

  4. 成長期の腰痛とすべり症

  5. ペインシフト研究会の勉強会に行ってきました

  6. 部活による腰痛への施術

  7. テニスプレーヤーの肘の痛みの治療

  8. 人間も動物?



からだ支援 アシスト整体院

電話 04-2946-7543

住所 〒359-0044 所沢市松葉町10-15 明光ビル4F