年末年始の胃腸を整える②

元気な胃腸を取り戻そう!


疲れた胃腸を整えるために自分でできる対策としては
1.食事を見直す
2.運動する
3.断食する
の3つのアプローチをオススメします!

1.食事を見直す


おせち料理には根菜や芋や豆類といった、一般的には体に良いとされている食材を使ったおかずが多いのですが人によっては消化不良になったり、ガスを発生させてしまうことがあります。食べてみてお腹が張る、オナラが出るといった症状があるようでしたら、日常の食事からしばらくこういった食材を抜いてみましょう。

また、お正月といえばお餅ですが、お餅も実は胃腸の負担が大きい食材です。おせちに飽きると外食でお肉を食べてしまう人もいます。お肉はたんぱく質としては良いのですが、疲れた胃腸にお肉は負担が大きいので、食べ疲れがある人は、できるだけ控えるようにしましょう。

特に動物の脂は人の腸内温では溶けづらいので、腸内に残ってガス溜まりや、便の腐敗の原因になります。一時期、お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃腸の粘膜を保護して良いといった説も出回ったことがありますが、乳製品も胃腸を弱らせますので、オススメしません。

 

胃腸を回復させるのに良い食べ物
・キャベツ
生キャベツにはグルタミンといって胃腸の粘膜を修復するエネルギー源が多く含まれていて、疲れた胃腸を回復させるのに役立ちます。

・ケール、ニンジン
ニンジンやケールにはビタミンAになるベータカロテンが多く含まれています。ビタミンAは粘膜や皮膚を作るのに役立ちます。また、ケールは抗酸化作用が強いので、疲れている時にはぜひ取り入れたい食材です。


・ショウガ
ショウガは機能低下した胃腸の働きを高める作用があります。特に消化不良を起こしている時には効果的です。しかし刺激も強いので豆腐の薬味のように、すりショウガとしてダイレクトに食べるのではなく、味噌汁や鍋など、ショウガを使った料理で摂取すると良いでしょう。

・おかゆ
空腹感をしっかりと感じられるようになるまでは、ご飯よりも、汁を多めのおかゆにして食べると良いでしょう。ただ、おかゆになるとよく噛まずに飲み込んでしまうので、しっかりとよく噛んで食べることが大事です!

・海藻類
海藻は食物繊維が多いので消化負担が大きいと言われていますが、腸内で分解したあとに発酵され、善玉菌を増やすことに役立ち、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。また、胆汁酸やコレステロールを吸着し体外へ排出する効果もあるといわれています。

 

そして、食事は何を食べるかも大事ですが、どう食べるかも大事です。

30回噛んでと言いますが、胃腸機能が低下している人は50回くらい、よく噛んで食べることを推奨します。規則正しい食生活も重要ですが、機能が上がるまでは空腹感を感じない時には食べないというのも選択肢にあったほうが良いでしょう。

2.運動する


腸内の便が排便に促されるためには「蠕動運動」といって腸の内壁が波のように揺れて老廃物を出口に押しだすような働きが必要です。ストレスを感じると、この蠕動運動が機能しなくなるケースが多くみられます。

また、人の腸は後腹壁といって背中側の腹膜からぶら下がっています。ぶら下がっているという構造は適度に揺れることが望ましいということを意味しています。デスクワークが主であったり、日頃から運動量が少ない人は内臓に揺れるという刺激が入らないので、胃腸が動きにくくなることがあります!
実際に胃腸の機能症状を訴える人のお腹はとても固くなっていて、お腹のなかで動ける状態にないことを感じ取ることができます。

解決策は適度な運動です。ウォーキングやラジオ体操など、簡単で習慣化しやすい運動が好ましいでしょう。いっぺんにたくさん行うのではなく、少しずつ継続することが大事です!

 

 

3.断食する


一番短期間で効果が期待できるのが断食です。断食期間は1〜3日で長くなればなるほど、期待できる変化も大きくなりますが、まずは1日24時間でチャレンジしてみることをオススメします!


・スープだけ飲む「スープ断食」
・酵素ジュースを飲む「酵素断食」
・水のみの「完全断食」

など、やり方はいくつかありますが、
個人的には完全断食がオススメです!

断食の場合、食事を抜くことよりも、回復食の方が大変です。1日24時間でやった場合には、倍の48時間かけて食事を戻していきます。
回復食は重湯、茹で大根、きゅうりから始めていき、お肉などは最低5日は抜きましょう。できれば1週間くらいはお肉を避けられると良いでしょう。
断食経験がない人には1日24時間丸々何も食べないで過ごすというのはとてもハードルが高く思えますが、1度やってみると意外とできる気がしてきますので、ぜひチャレンジしてみてください!

※低血糖症の人は実施前に必ず専門家にご相談ください。

今回は年末年始で弱った胃腸を回復させるために家庭で出来るセルフケアについてお伝えしてきました。
当院ではさらに内臓調整やエネルギー療法によって改善させるアプローチも行なっていますので、お気軽にご相談ください!

関連記事

  1. 顎関節の動きについて

  2. 湿邪ってご存知?

  3. 低血糖症からの不眠は・・・

  4. レム睡眠、ノンレム睡眠はご存知ですか?

  5. コンプレックス

  6. 保護中: 家庭で出来る呼吸ケア講座

  7. 起立性調節障害が今、増えるのは… 前編

  8. 起立性調節障害の症例



からだ支援 アシスト整体院

電話 04-2946-7543

住所 〒359-0044 所沢市松葉町10-15 明光ビル4F