「ニューロ・ダイバーシティ」という単語をお聞きした事がありますか?
訳すと「神経多様性」や「脳の多様性」ということで… ちょっと上手く説明が出来るかわかりませんが、「発達障害」とくくられてしまう人たちが、障害ではなく、個性として、もっと尊重され多様性が認められていいのではないか?という概念のことだと解釈しています。現状、日本だと一般的に、「障害」を抱えているか「それ以外」か。の2種類しか存在してないように思うのです。
例えば、自閉症で言えば、コミュニケーションが苦手であったり、物事に対するこだわりが強すぎたりという特徴があるわけですが、別の視点で見れば、一人でコツコツと研究に没頭出来たり、興味のある対象には飛び抜けた集中力を発揮することが出来るわけです。しかも自閉症は分野によっては知能レベルが非常に高い方が多く、度々、人類史においても革命的で重要な発見や発明をもたらす人物が出てくるため、もはや障害とは言えないのではないか? むしろ優秀な才能として認めるべきではないのか?とニューロダイバーシティを提唱する人たちは言います。
これに関しては様々な意見があるようですが、私は区別や差別のない社会になると、今よりもっと生きやすくなると思っています。ただし、当事者以外の周囲の理解は必要だと思いますので、日本にもこの考えがもっと広まってくれれば…と感じます。
アシスト整体院 鈴木