良い人という病2

こんにちは。
カラダ支援アシスト整体院の冨田です。

前回は「良い人という病」というテーマでお話させていただきました。

良い人の特徴に「断ることができない」「NOと言えない」というのがあります。

何度も言いますが、人の役に立つことが嬉しいという人もいます。断れないではなく、断ることもできるけど、断らないという人は別です。本当はやりたくないのに断れずにいつも人より多く働いている、時間やお金を使ってしまう、という人が要注意なんです。

 

例えば、

もし、あなたの会社やコミュニティに面倒くさい事を全部押しつけてくる人がいたら、あなたはそれを断ることができますか?

それもパワハラ的に上から押しつけてくるとは限りません。

厄介なのは良い人が特に反応してしまう「放っておけない」という気持ちが発火させられて、いつの間にか巻き込まれてしまうケースです。

たとえば、同僚が何かとミスが多くて、いつも上司に叱られているのを見て、かわいそうに思ったので、ちょっと手伝ってあげちゃうとします。すると不思議なことに毎回上司に怒られそうな仕事っぷりをしてくる人がいるのです。

提出期限が間に合わなそうだったり、電話応対が全然出来ていなかったりと、「あ~、あの子このままいくとまた叱られちゃうよ」って、ついつい色んなことが目について放っておけなくなってしまい、結果的に業務時間中はその人の分の仕事をフォローすることであなたの仕事が進まずに、持ち帰って自宅残業や休日も仕事をするはめになってしまう・・・という巧妙に押しつけられてしまうケースも珍しくないのです。

他にも、自分がやりたくないこと、面倒くさいことを「○○さんがやったほうが正確で早いから~」といって褒めながら押しつけてくる「ずるい人」もいます。

「ずるい人」というのは、楽な仕事を時間かけてやったり、責任の大きい仕事は回避して、自分の代わりに面倒くさいことをやってもらえそうな人を見つける嗅覚に優れています。さらにそれら全てを正当化する思考を持ち合わせています。もちろん、これらは「ずるい人」だけの問題ではありません。放っておけず、巻き込まれてしまう良い人にも問題があるかもしれません。でも思考でわかっていてもやめられないのが性格であり、症状でもあると言えるのです。人が活動するためにはエネルギーが必要です!

このエネルギーは有限です。お金を使うのと同じように、使えば減っていくので、いつどこでどのように使うか?が大事であり、そこには性格が影響します。

「ずるい人」はできるだけ仕事でエネルギーを消耗しないようにセーブしているため、プライベートで自分の楽しいこと、好きなことにエネルギーを回せます。

反対にバリバリ仕事する人は仕事でエネルギーをたくさん使います。 特に「良い人」は仕事でエネルギーを使うだけでなく、放っておけない人のことを心配したり、周りの人たちのことに気を配ることでも消耗しています。一方で定期的に仕事を押し付けてくる、ずるい人に対しての不満を抑え込むことにもかなりのエネルギーを使います。何度も言いますがエネルギーは有限で、精神力や体力に使うことが多いと、免疫力や回復力が低下します。

特に一日のうちに変動する体温・血圧・血糖値・ホルモンなどを調節するための「調整力」にエネルギーが回らなくなることで、様々な不調が生まれます。困っている人がいても無視できる性格と、つい助けてしまう性格、ずるい人に頼まれても断れる性格と、断れない性格とでは、エネルギーの消費量が全然違ってくるのです。

こうした性格の違いはどこから来るのでしょうか?

次回はその辺りについてお伝えしたいと思います。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

冨田

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