妊娠中はつわりを始め、妊娠期特有の様々な体調不良に悩むことが多いですよね。もちろんホルモンバランスの急激な変化による影響は大きいと思います。あとはどうしても体重が増加するので、それによる影響もあるのではないでしょうか。

最近の産婦人科では妊娠中に体重を増やしすぎないような指導をするところが多いと聞きます。健康な母体で無事に出産を迎えることと、産後体重を戻すことも考慮しているのだと思いますが、妊娠中に体重が増えることが原因で、起こりやすくなる不調もあるのです。

その影響は腰痛や肩こり、膝やかかとの痛みなどの直接的なものから、頭痛や倦怠感などの間接的なものまで様々です。実はなにもこれは妊娠中に限った話ではなく、一般的にも、もちろん起こりえますが、急激に体重が増えることによってリスクが上がるという感じでしょうか。

特に妊婦さんの場合はおなかを中心に重くなるので、重心のバランスが崩れやすく、それによって身体が歪んだり、負荷がかかる部分が出てきます。負荷がかかり続けて、限界を超えればそこに痛みが出ますし、骨格が歪めば体液の循環が滞るので、頭痛やだるさなどの原因になります。

薬に頼りたくても、おなかの赤ちゃんのことを考えるとちょっと不安ですよね？かといって自分の身体を治療する時間も余裕もなかなかとれない・・・そんな方、多いのではないでしょうか？

だからこそ妊娠中はセルフケアが大事だと思います。