場面緘黙というお困り感について

場面緘黙(ばめんかんもく)とは、特定の場面や状況において話すことができなくなる心理的な状態を指します。おうちでは普通にお話も出来るし、歌ったり踊ったりも出来て明るく活発に過ごせているのに、幼稚園や学校などに行くと全く話せず引っ込み思案になってしまうケースが多いようです。場面緘黙は子どもだけでなく大人にもみられることがあります。

場面緘黙の特徴と要因

特徴
・特定の場面(例:学校、幼稚園や保育園、公共の場、特定の人の前、初対面の人の前など)で話すことが困難になる。
・安心できる環境や親しい人の前では普通に話すことができる場合が多い。
・不安や恐怖心がとても強い

といったことがあります。

場面緘黙の要因
・強い不安や恐怖心を感じやすい脳のシステム(HSPなど)
・身体的緊張(原始反射の残存)
・大脳皮質のエラー
・過去のトラウマや否定的な経験
・発達障害や精神疾患

一般的には心理療法(認知行動療法など)をおこなったり、家族や学校、周囲の理解とサポートをつかって徐々に話す場面を増やす段階的なアプローチをするケースが多いようです。

発達障害と場面緘黙

場面緘黙は発達障害や他の精神的な問題と併存することもあります。

例えばほとんどの人が怖さや不安を感じてしまうような出来事に対して身動きが取れなくなってしまうのは仕方のないことですが、場面緘黙は多くの人がそこまで不安や怖さを感じないことでも、身体がすくんで動けなくなってしまいます。こうしたお子さんの背景には発達のお困り感を抱えたお子さんに見られる特有の脳の使い方が影響していることもあります。

発達のお困り感を抱えているお子さんの中には脳が大脳辺縁系や脳幹レベルでの使い方に支配され、快・不快による本能的な使い方になってしまうことがあります。思考領域の大脳新皮質が上手に使えないことが不安感や恐怖心を増大させていることもあるのです。こうした不安や恐怖は大脳皮質の解釈によって小さくすることができるため、大脳皮質のネットワークを高めていくことも必要になってきます。

 

当院の取り組み

カラダ支援アシスト整体院では場面緘黙は脳内で不安感や焦燥感に関与するノルアドレナリンが出過ぎていることが影響していると考えています。ノルアドレナリンはセロトニンが正しく出ると出過ぎることがなくなるので、当院で行なうセロトニン活性療法が有効であると考えています。ただし、トラウマや否定的な経験をたくさんされてきたことによって起きている場合には、心理的なアプローチも不可欠になってきます。また、栄養素や毒物によって脳内の神経伝達物質のバランスにも大きく影響しますので、食事や生活の中で使われているものの見直しも大事です!

場面緘黙は適切な支援と理解によって改善が期待できるので、まずはお気軽にご相談下さい!

 

 

カラダ支援 アシスト整体院の発達整体で発達の土台となる身体の状態を整えることで様々なお困り感を抱えるお子さんたちが変わっています!

                                

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